かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

アグネスチャンさん

2007年01月13日 | Topics
アグネスチャンさんの講演を聴く機会があった。今は、タレントとしてよりも、人権活動などの方で有名だが、みかけによらず(失礼)すごい情熱を持たれた人であった。

35年前に、来日してからの彼女しか知らなかったが、ボランティア活動は、香港の中学のクラブ活動時代からという。日本のクラブ活動で、ボランティア活動をする部があるのだろうか。アグネスさんは、そこで、決定的なカルチャーショックを受けた。目覚めたわけだ。そして、そのボランティのために、ギター弾き語りを初め、それが、スカウトの目にとまり、香港でデビュー。スターとなり、日本に来て(父親の説得に2年かかったという)、その後の活躍は、ご存知のとおり。急に、歌手をやめ、カナダに留学したり(これも父親に言われたのだそうだ)、タレント活動再開後も、子育て、ボランティア活動を両立。
来日当時、全く日本語を解さなかったが、今は、1時間半の講演を問題なくこなす。講演会の中で、歌も歌う。当然、英語、中国語は、ぺらぺら。それだけでもすごいのに、USAで教育学の博士号まで取得している。
そして、それらの才能を、今も、ボランティア活動に振り向けている。

今の飢餓の問題は、ほとんどが、内戦絡み。昔の内戦は、武器、資金が枯渇すると終わったが、今は、背後に、天然資源などの利権が絡んでいて、金、武器を供給するものがいるため、いつまでも終わらない。そして、その犠牲になるのは、戦士以外の女性、子供、老人だ。何ともやりきれない話だが、その根本は、差別にある。
我々のレベルで、できることは、違う人種、生い立ち、考え方、宗教、経済状況等があることを理解した上で、差別のない社会を作る努力を続けることだろう。相手を理解することができなければ、どうやって差別をなくせるかもわからない。
コメント
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