かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

マネーロンダリング入門

2007年01月05日 | Books
『マネーロンダリング入門』という本を読んだ。橘氏という人の書いたマネロンの入門本だ。
今年から、銀行で、CASHでの10万円以上の送金は、身分証明書の提示が必要になった。この本を読むとその理由がよくわかる。マネロンの基本は、CASHだ。しかし、金額が大きくなるとCASHでは運べなくなるので、いろんな手段が考え出される。
橘氏の本は、小説の『マネーロンダリング』に続いて2冊目だが、小説の方は、やや書きすぎ感があった。こちらは、ひじょうに読みやすくかかれている本だと思う。幻冬舎新書の創刊シリーズに選ばれるぐらいだし。

帯の宣伝文句が気に入ったので、載せておく。

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本書は、こんなあなたの役に立ちます。

□ マネーロンダリングをしようと考えている人。 →マネロンは犯罪です。 
□ 脱税に思いをめぐらせている人。 →納税は国民の義務です。
□ 金融詐欺で一攫千金を夢見ている人。 →刑務所が待っているかも。
□ ヤクザ・裏社会方面の皆様。 →悪用厳禁。
□ 億万長者・富裕層の方々。 →使いこなせるかな?
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いいセンスです。殆どの人には、縁がないと思われるところがなおいい。

第4章の、海外の話は、やや、受け売り感もあるが、この本を読むと、世の中で起こっていることの背景がわかるような気がする。すごい(是非は別にして)ダイナミズムだ。北朝鮮の話もリアルタイムの出来事で面白かった。
この本をお勧めする人は、上の宣伝文句のとおり。でも。第5章の『誰でもできるマネロン』のコーナーなどを読むと、結構、万人向けの本のような気もする。

ややこしい世の中になってきたが、しょうがないかな。
コメント
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