かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

モスクワその6 クレムリン

2008年06月23日 | Europe・Middle East・Africa


クレムリンは、流石、世界遺産だけあって、見所満載。ただ、入場はたいへんだ。トロイツカヤ塔から入ったが、まず入場券販売所がごった返しており、ロシア語表記しかなく、勘で買った。300ルーブル也。大きな間違いはなかったようだ。現在、建物内部の撮影は禁止されており、カメラ持ち込み料金は、適用されていない。

それから、入口に行くが、グループツアー客で、これまたごった返している。ただ、グループツアー客の合間にぱらぱら個人客も入っているので、結局すんなり入れた。列の後ろに並んでいたら、いつまで経っても入れない。外で、合唱している団体までいる。ここに訪れることは、ロシア人にとっても、凄いことなのだろう。ロシア人も含めて個人客は、極めて少数派のようだ。中国人の団体はいたが、日本人は、数人しか見かけなかった。モスクワの最悪の空港、ホテル事情も一因ではないか。

門を入ると、左側は、兵器庫や、元老院(写真、その左に見えるのが、ニコリスカヤ塔で、入口の塔は、みな似た形をしている)、大統領官邸等があり、立ち入り禁止。警官がたくさんいて、ちょっとでも横断歩道を斜め渡りすると、笛を吹かれる。近づくなど、とても恐くてできない。まさか発砲はしないと思うけど。



そこから右に入ると、一番の見所である聖堂広場がある。

これは、凄い!ロシア正教の総本山だ。教会内部には、棺が所狭しと並んでおり、横浜外人墓地で見たロシア正教独特の十字架もたくさん拝むことができた。



一番風格があると思ったのが、ウスペンスキー大聖堂。ロシアの国教大聖堂で、歴代ロシア皇帝が、ここで、戴冠式に臨んだ。中には、イワン雷帝の玉座もあるという。しばらく並んでいたのだが、いつまで待っても入れそうにないので、諦めた。



これは、イワン雷帝の鐘楼。15世紀のもので、当時モスクワで一番高い建物だったという。今も、美しい鐘の音が鳴り響く。



プラゴヴェシチェンスキー聖堂は、修復中のようだったが、15世紀にイワン大帝の命により、建てられた。



アルヘンゲルスキー聖堂には、イワン雷帝の棺が納められている。都がサンクトペテルブルグに移されるまでの皇族たち48の棺が並べられているのだ。ここは、ラッキーにも中に入れたが、所狭しと並ぶ棺の間を巡る感じ。壁を覆い尽くすイコンも見事なものである。中世の雰囲気がそのまま残されている。



右がリザパラジェーニヤ教会、左が、グラノヴィータヤ宮殿。こちらも、なかなか美しい建物だ。

まさに、こここそが、ロシア帝国のど真ん中だったのだ。
コメント
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