今日は、寒さも少し和らいで、過ごしやすい一日だった。大聡怩ノ精を出した人も多かったのではないか。
金正恩氏が、金正日氏の後継者になったが、どう見ても、長続きするとは思えない。昔、ロンドンで、ノーカット版で見たカリギュラを思い出した。
真理のことばは、ダンマパダと呼ばれ、法句経の名でも知られる。
感興のことばは、ウダーナヴァルガと呼ばれ、経というよりは、ふと口にした言葉を集めたものというところか。
ダンマパダは、パーリ語で書かれた経典の内、一番有名なもので、ダンマは法、パダは、言葉の意味。本書が出たのは、1978年になっているが、最初の翻訳がなされたのは、大正時代というから、相当前だ。
比較的読みやすく、内容も、聞いたことがあるものが多い。
ただ、この真理のことばにしても、パーリ語とそれを中国語に訳したもの、サンスクリット語と、それを中国語や、チベット語に訳したものといろいろあるそうで、それらを読み比べながら、本来の意味を探る努力を続けているのだそうだ。
もちろん、専門的な部分もあるが、この程度であれば、読んでみてもいいのではないか。
感興のことばは、教えというより、名言集といった方が近いかもしれない。わかりやすい言葉で書かれており、座右の銘にできるようなフレーズが満載である。
真理のことばについては、NHKでの番組が9月にあった。すごくやさしく秩序だてて教えてくれる番組だったが、元の本の方は、そんなには、まだ秩序だってはいない。
仏教の原点に触れてみたい人には、このレベルがいいのではないか。それでも、本格的に読もうとしたら、たいへんだけど。