かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

コケーシカさん

2013年10月14日 | Kamakura ( Japan )


今日は、体育の日。
ちゃんと朝も早から、ゴルフ。富士山の朝焼けがきれいだった。
コンディションも最高。
でも、調子は、いまいち。一昨日の疲れか?



早く終わったので、鎌倉に久しぶりに行った。
コケーシカさんのこけし時代の第八巻が出たので、本買うついでにアップデイト。
中のディスプレイがちょっと変わって、すっきりしたけど、ちょっと、店に出している品数は、減ったかな?



高橋定助さんのこけしがあったので、ゲット。93歳の時の作とある。
定助さんは、自分で木地をせず、描くだけだったから、コレクションから漏れていたが、ちょうどいい塩梅のがあった。6寸もの。
オーソドックスなデザイン。
亡くなる前年の作だから、力強さを求めるのは、無理だが、いい表情をしている。
確か明治時代初期の生まれだったから、昭和30年代の作品だろう。保存状態も悪くない。



これが、こけし時代最新刊。
おまけが豪華な雑誌だが、今回は、こけし型板絵はがき。本当に使えるらしい。
昔、こけし型の筒に、手紙を入れて送ったのを思い出した。両親宛てだったかな?

今回は、外鳴子。鳴子系でありながら、他の温泉地でこけしを作り続けた工人の特集。
こういうくくり方があるとは、知らなかった。
ほとんどが白黒だが、巻頭のカラー部分を切り抜いて、白黒ページに張る事により、本を完成させる仕組みになっている。もったいないから、本は、完成させないけど。
いつもながら、写真たちがほのぼのしてていい。
本書を手にとると、東北のひなびた温泉に行きたくなる。

今回は、記事が少ないが、その中で、目を引いたのが、おしん絡みと、樋口達也さんという方の、木形子感傷(こけしせんちめんたる)。
おしんを見たのはずっと前だから忘れてしまっていたが、別れる時に、泉ピン子が、こけしをおしんに渡したのだという。このこけしが、山形県の銀山温泉の伊豆定雄さんのこけしだったという。典型的な、外鳴子の工人だ。

樋口さんの随筆は、もうこけし工人がいなくなった一関を訪れて、昔工人のいた頃の一関を、昔の書をたどって、思い起こすのである。この前訪れた武井武雄さんの話も出てきた。
相当薀蓄の深い随筆で、たぶんこけし研究家の方なのだろう。



英語の本も出てたので、ゲット。著者は日本人だが、発行は、香港。主に、東北を訪れる外国人向けに書かれたものだろう。今の東北、今のこけしを扱っている。
工人のインタビューが多く、面白い。ただ、こけしの専門書としては、ちょっと?



用事があって、駅前の島森書店に寄った。昔は、鎌倉一の書店で、隆々としたものだったが、ややさびれた感じでさびしい。
昔、私の版画の年賀状が、展示されたのを思い出した。小学校を卒業するころだったろうか。
ということで、大充実の3連休だった。
コメント
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