今朝は、たいへんだった。
台風による雨は、予想通りのタイミングで止んだが、風がおさまらず、JRの運転再開も遅れに遅れ、オフィスに着いたら、昼を過ぎていた。
ということで、本書を、一冊丸ごと読めてしまった?
本書は、横浜謎解き散歩が面白かったので、ついでにゲット。鎌倉についてのこの手の本も沢山読んだが、本書もなかなかの出来。
といっても、ちょっと横浜版よりは、学術的で、肩のこる人もいるかもしれない。
それにしても、平安から鎌倉、鎌倉から室町へと、ずいぶん短期間にいろんな事、特に戦いがあったものだ。
源平の戦い、承久の変、元寇、南北朝時代というのは、主なところだが、その他にも無数の戦いがこの期間に集中している。相当物騒な世の中だったわけだ。
本書の最後に、年表と、平家、源家、北条家の家系図が付いているので、頭を整理するのに役立つ。
考えてみると、足利尊氏は、源頼朝と同じ、八幡太郎義家の子孫になるわけで、源家から、実権奪った北条家から、南北朝時代を経て、源家に実権を取り戻したことになる。
歴史に関わること以外にも、興味深い話がいっぱい。
例えば、アメリカザリガニ。
幼少時代、深沢の田んぼで、駄菓子屋で買ったイカの足を餌にして、ザリガニ釣りをやったものだが、初めて日本に持ち込まれたのは、1930年のことで、鎌倉だったのだという。ウシガエルの餌として、岩瀬に持ち込まれたそうで、そこから逃げ出したものが、日本全体に広がり、帰化したのだという。
私の幼少時代に釣っていたザリガニは、その直系の子孫だったのか?
本書を片手に、鎌倉を巡れば、時間はかかるが、鎌倉通になること間違いなし!
太鼓判!