アランドロンの映画が続いているが、ノスタルジーもあるかもしれないが、確かにいいと思う。
この映画は、メルビル監督の最後の作品になってしまったが、大ヒットした。
実は、初めて見たのだが、映画の看板がたくさん並んでいたのは、覚えている。
それだけ、待ちに待った、ドロンの新作だった。
カトリーヌドヌーブとの競演となれば、見逃す訳にはいかなかったろう。
で見てみたが、サムライほどの切れは感じられなかった。
特に、後半のストーリーが、単調な感じ。
リスボン特急の横取りシーンがハイライトだが、その後、尻つぼみの感じを受ける。
それから、特撮が流石にシャビー。
鉄道とヘリコプターの追跡シーンと、車内と背景のシーンに特撮が使われるが、流石に当時の技術でももっとうまくやれたのではないか。
特にリスボン特急と、ヘリコプターの追跡シーンは、荒唐無稽でも、もっとリアル感が欲しかった。
でも出演者の魅力は凄い。
演出の良さもあるのだろうが、映画の魅力、ここにあるという感じ。
本BDの画像の良さも特筆に値する。
ということで、映画ファンには、広くお勧めできる。