かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

太陽がいっぱい

2018年03月22日 | Movie



この映画を見たのは、いつ以来か。

本BDには、1972年と1984年のTV放送時の音がついているが、たぶんそれらを、どこかで見たのだろう。

本当に久しぶりに見たが、サインの練習をする場面と、最後の場面を鮮明に覚えていたが、あとは、ストーリーは、覚えていたが、映像までは、記憶していなかった。
今回、アランドロンの初期の映画を見て来ており、その代表作が、4K修復され、BDで出たのでゲットした次第。

ネットでは、色が青くないという意見が多いが、それよりも、圧倒的な鮮明な画面に感動である。
付録に従来の画像と、4K画像の比較があるが、圧倒的に違う。
今のアランドロンのインタビューが特典映像でついており、本当にアランドロンの人気を圧倒的なものにしたこと、ルネクレマンに抜擢されたこと(本当は、殺される方の役の予定だった)などが、あっけらかんと語られる。
1960年の映画だから、60年近く前の映画になる。歳をとるのも無理はない。
クレマン監督のインタビューも。拘りの強い、芸術家肌の監督なのだろう。
暗黒映画の走りで、ずいぶん非難を受けたのだそうだ。
今のアウトレイジを悪くいうのと同じ理屈だろう。

物語は、今さら紹介するまでもないが、やはり、映像の切り方が、斬新で、芸術性を感じる。
音楽は、ニーノロータで、こちらも映画音楽の代表と言える。

映画がまだ娯楽の中心だった時代の名作として、見ておくべき。
コンパクトな冊子もついている。


コメント
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