goo blog サービス終了のお知らせ 

かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ハービー・ハンコック 自伝

2018年12月01日 | Music

今日は、ゴルフ。
天気は最高。スコアは? 途中よかったんだけど、最初と最後につまずいた。



本書は、結構前に買ってあったのだが、やっと読んだ。
結構厚い本なので、どうかと思ったが、面白い面白い。
あっという間に読んでしまった。

ハービーハンコックの半生を赤裸々にかたった本なのだが、音楽の流れ、世相、IT技術の発展、仏教との関わり、薬の問題等、極めてリアルに語られる。

音楽について言えば、クラシックから、ジャズ、マイルスとの出会い、電子音楽への傾倒、クラシックへの回帰等。多彩なミュージシャンと影響しあいながら、成長していった姿が語られる。
世相と言えば、人種差別の時代から公民権運動との関わり。60年代から70年代にかけての変化の真ん中にいた人だ。
IT技術については、パソコン1号や、CD1号に立ち会った人であったことを知った。IT技術発展の一つの目的は、音楽だったのか。
特に、キーボートや、音楽編集についてのIT技術の貢献は大きく、ハービーはその最先端を追求していた。大学では理科系だったそうで、それも功を奏した。
そして、仏教。日蓮宗なのだが、お経を唱えることの効果を、体感している。
そして、薬。薬の問題は、今も大問題だが、当時は、当たり前のように使われていて、ハービーもハマってしまった。ただ、クラプトンと同様、施設に入り、復帰できた。
強い信念がないと脱出できないことがよくわかる。

ということで、私は、今のハービーしか知らなかったが、それまでのハービーの歴史を本人の口から語れられることの意義は大きい。
音楽ファンは是非。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする