ルーフトップ・コンサートのビートルズ

明日、ドライブ予定なのに、雪？
ちょっと心配。



本書は、英語版は持っていたのだが、まさに50年後の当日に、和訳が出た。
まずこちらを読んだが、よくできている。

薀蓄部分もあるし、インタビューも丹念に取り込んでいるし、ゲットバックセッションの音源も丹念に聞き込んでいて、それを、適度に取り混ぜて、物語りにしている。

最初の気だるいレコーディングから、ジョージの脱退・復帰を経て、ビリーの加入を得て、ルーフトップコンサートに繋げる盛り上げ方はすばらしい。
ボヘミアンラプソディの映画を思い起こさせる？
本書では、ルーフトップコンサートではなく、セッションなのだが、その通り！

先の見えないゲットバックセッションという航海に乗り出して、最高のラストに繋げた偶然か、必然か、今となっては、奇跡。
それを起した人々、居合わせた人々。
それらの証言、記録が、凄い盛り上がりに繋がる。
奇跡を起こし損ねたのが、マジカル？

Let IT Be の映画を見た時もそう感じたが、今度の新しい映画は、その辺、もっと劇的に作ってくれることを期待したい。
本書を読んでいただくと、その盛り上げ方のヒントもたくさん。

星加さんのエピソードが入っていないのが、惜しい。
遠く離れた日本のジャーナリストが、声をかけられたのに、アップルビルの2階に待機、屋上には行けず、でもコンサートを終えた二人が、階段から駆け下りてくる時に声をかけられて。
面白いエピソードに違いない。
二人は、寒い寒いといいながら、自宅に飛んで帰っていったという。

ビートルズファンなら、是非。