今度出たのは、イエローサブマリン特集。
でも、それだとネタが足りないから、アップル・レコード設立時のトピックスを加えて一冊にした。
こちらも、どうネタを仕入れるのかわからないけど、当時、制作にかかわった人のコメントや、それにビートルズがどう関わったかとか、小ネタ満載。
そして、そのイエロー・サブマリンが、時代と共に、どんどん発展し、本格的なリミックスがされたり(私にとっては、リミックス初体験だった)、完全版のBDが出たり。
最初に映画館で見た時は、フィルムがずたずたで気になって集中できなかった。
最初に、ビデオが出た時のものを持っているが、何かイマイチだった。
BDで、やっと本物が見れたという感じ。
単なる映画契約を消化するための映画が、これらだけの成果をもたらし、今も芸術性の高いアニメとして評価され続けている。
ビートルズマジックがここでも生まれた。
アップル・レコード設立の話も、面白い。
これは、知った話が多かったが、「夢と現実のはざまで」と締めくくっているが、ほとんどが失敗プロジェクトになってしまい、解散の原因の一つにもなってしまった。
アップルでデビューした歌手紹介コーナーも懐かしいというか、知らなかったというか。
ただ、バッドフィンガーや、メリーホプキンなどそこそこ売れた歌手も出た。
フランクシナトラが最初のシングルになる予定であったとか、ミアファローが当時のシナトラの奥さんで、インドの修行の後離婚したとかは、知らなかった。
その後、アンソロジープロジェクトあたりから、アップル社を軸とした活動が、実を結んで来ているのはうれしい。
知ってる話、知らない話、混在しているが、それをテーマ毎に、一冊にまとめ続けてくれているクラブの活動に拍手。