かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

シルクロードの旅展

2022年02月04日 | Culture・Arts



久しぶりに東洋文庫に行った。
いい所にある。



広開土王の碑の拓本。
これは、常設だが、こんなに大きいのか。
現物を見るのは難しいだろうけど。



東洋文庫の目玉。
モリソンの収集本を岩崎久彌が購入したのが、ベースになっている。



今回、訪れたのは、シルクロード展。
シルクロードに掛かる書物が、バランスよく展示されている。
これは、ガンダーラ仏。
ギリシャ彫刻の影響が顕著。



これは、正倉院や、法隆寺の宝物だが、シルクロードの終着点として、戦前から注目されていたことがわかる。



千字文のサンスクリット版があるとは知らなかった。



キジル石窟の摩あ(ごん辺に可)迦葉。
どうやって印刷されたのかわからなかったが、よく保存されている。



スタインのミーラン遺跡発掘の報告書。
ヘレニズム文化の影響が明らか。



スタインの報告書にあるコータンに残された絵。
より、密教の色彩を残す。



紹介しだすときりがないのだが、絵を添えて、よりビジュアルに伝えようとする気持ちが伝わる。



これは、ルコックが探検したベゼクリクの壁画。
龍谷ミュージアムに再現されている。



これは、初めて見たが、高昌故城で見つかった景教の壁画という。



この碑は、見ているのだが。
唐の時代、景教が、唐に入り込んでいたことを示す。



アヴぇスタ神とあるが、チベット仏教の仏に見える。



ゾロアスター教をベースとするマニ教も信仰されていた。



これも、ベゼクリクの壁画。



別室への廊下は、印象的。



途中に展示も。



高昌故城での発掘壁画。



ウィグル文字の活字。
当時のウィグルは、モンゴルも含む広大な地域を支配していた。



ペリオが再発見した当時の莫高窟。



忘れられていた当時の様子がよく残されている。



敦煌近辺では、有名な逸話。
今でいえば、企業秘密の漏洩?



この絵は、いろんなところで見た。
中央アジアの伝説がベース?



これほど多くの文字が残されているとは、知らなかった。



アジアのロゼッタストーン?



東洋文庫の名にふさわしい、文献からシルクロードを探るユニークな展覧会だった。
まだまだ、未研究の分野も多いが、そのためには、もっともっと発掘が必要か?

コメント
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