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本CDは、ずいぶん前に買ってあったのだが、やっと聞けた。
マルサリスのデビュー作。
ハービー・ハンコックのチームとして来日中の、1981年7月の日本でと、翌月のNYとで収録された。
発売は翌年の8月。
この若さで、このメンバーでアルバムを出してしまったのだから、いかに評価されていたかがわかる。
マルサリスは、元々ジュリアードでクラシックを勉強していたが、ジャズの世界に飛び込んで、すぐその才能を開花させた。
当時、どのように評価されたのかはわからないが、聴く限り、古臭く聴こえたような気がする。
もっとフージョンに近いものが流行りだったのではないか。
オリジナル3曲に、ハービー・ハンコックや、ベースのロン・カーター(秋に来日予定なので行く予定)の作品を含む全7曲。
内、4曲が東京での録音。
ハービー・ハンコックとロン・カーターに、兄のブランフォードのサックスが加わり、素晴らしい布陣。
各々が、見せ場も作り、ツアー中の録音らしく、勢いもすごい。
ただやはりウィンストン・マルサリスの多彩なテクニックがクローズアップされている。
当時は、それほど売れなかったようだが、マルサリスの原点のアルバムとして、聴くべし?