かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

ビートルズ音楽概論(3/6) & GIG ME DO

2022年12月10日 | The Beatles


今日は、ビートルズイベントダブルヘッダー。
まずは、何回か紹介しているビートルズ音楽概論。
ついでに、横須賀港も何度か訪れているが、この駆逐艦は、前は、停泊していたかな。
他の船は、前回と同じ。
もちろん、出動する事態が訪れない方が、いいのだけど。



本講義も3回目。
たぶん150人定員だが、人数も減らずに、毎回みなさん熱心に聞いてらっしゃる。
内容は、かなり難易度が高いと思うのだが。

今回取り上げたのは、A Hard Days Nightと、Help!からの5曲だが、If I Feel で時間の半分を費やし、他の4曲は、ポイントのみの解説。
If I Feelは、確かに聞いただけでも、かなりコード進行が独特であることはわかっていたが、これほど練られたもので、それが、聞き手に大きな効果を与えているとは。
音楽を専門で、勉強したことがない4人だから、自らいろんなコードをかき鳴らしながら、(カッコいい曲を作るために)発明していったものなのだろう。
早稲田大学のエクステンションセンター(カルチャーセンターのようなもの)に行けば、もっと詳細な講義を聞くことができるのだが(1曲1時間という)、そこまでは難しいので、この横須賀での講座が、延長されるといいのだが。



横須賀から、今日は、横浜へ。
久し振りにランドマークタワーに来たが、クリスマスセールシーズンで、おおいににぎわっていた。
喜ばしいことだ。
これは、ジャニーズ系のステージ?
瑛太さんのコンサートもその後あった。
ハリーポッターをテーマにしたセールになっているようだ。



目的は、GIG ME DO。
たぶん、全会行っている。
3年前初めて開催され、大盛り上がり。
第2回は、WEB中心(会場で観覧した)。
昨年は、大きく人数を絞って、本年から本格復活。
満席にはなっていなかったが主催者の熱意でおおいに盛り上がった。



ジョンレノンの命日に合わせて、平和を願うイベントになっているが、残念ながら、ウクライナ侵攻などもあり、まだ夢のままだ。
これは、セントラルパークにあるモニュメントを再現したものだが、参加者が次々と完成に向け協力する。
ストリートミュージシャン風の2人が、即興で、ビートルズの曲の演奏をしているが、上手。



オープニングは、主催者のTOTANI AKIKOさんのステージ。
TOTANIさんの企画イベントには、大体参加しているが、本当に凄い情熱。
頭が下がる。



今年は、第一部、第二部に分かれていて、第一部の最初は、Queer。
なかなかの演奏で、ヒット曲連発。
固定ファンも多くいたようで、客席のレスポンスもいい。



QueerとThe Beat Rushさんのドラマー対談(それぞれ、シンコーさんの本に絡んでいる)をはさんで、The Beat Rushさんの登場。
The Beat Rushさんのステージは、何度か見ているが、今日は、ジョン・レノン役が代役だったが、素晴らしい。
ポール役の声がよく通り、ジョージ役もジョージらしく寡黙にリードギターを演奏。
リンゴは、演奏スタイル、機材、全てマニアック。
シンコーさんのリンゴ本作成に当たっては、リンゴにドラムセットを売っていた業者や、現在のツアーの関係者から直接情報を収集したそうだ。
Queerのロジャーさんは、身長、体重、足のサイズが、ロジャー・テイラーと一緒だという。
当初ベーシスト希望だったが、ロジャーを見て、ドラマーに転向。

The Beat Rushさんのステージの前半は、ハンブルグ時代の曲を中心に、後半は、初期のヒット曲を中心にということで、実力の高さを見せつけた。



第二部は、大御所が次々登場。
最初は、永沼さん、小松さん、久保さん、土屋さん、二神さんの、安定したステージ。
たぶんリハほとんどなしで、完璧な演奏を見せる。



ステージ替えの合間にトークショー。
カンケさん、藤本さん、朝日さんのトークショーも板についてきた。
今回は、最近公開された映画や、本の情報。
デビュー60周年とは、関係なく、いろんな発見が相次いでいる。
それを追っかけて、執筆したり、翻訳したり、紹介している3人だが、凄い労力を費やしている。
お身体に気をつけて。



今回の目玉の杉さんと、松尾さんが登場。
お二人の演奏は一度見たことがあるが、ベテランミュージシャン2人の、しかも2人ともビートルズオタクだから、完全に曲を解釈して演奏していらして、迫力が凄い。
BOXのオリジナルも2曲演奏。
伊豆田さんも、いつものポールの美声を聞かせてくれたが、たぶん、ギターや、ベースの弾き語りもしたかったかもしれない。
永沼さんが、日本ポールと名付けていた。



予定にあったのか、飛び入りなのかわからなかったが、前回ジュンク堂でお会いしたフォトグラファーの浅沼さんのトークイベント。
ベストヒットUSAでの対談を見ていて、70年代以降、クイーン以降のイメージがあったが、驚いたのは、浅沼さんがイギリスに在住するための保証人になったのが、ビートルズの初期の写真で、有名なデゾホフマンさんなのだという。
ルーフトップで、ホフマンさんが、メリーホプキンの写真撮影をした時は、そのアシスタントをしていたという。
当時、このルーフトップが、あのルーフトップとは知らず、惜しいことをしたそう。
あの辺のビルの屋上の中では、広い印象だったという。
ポールのツアーの写真撮影は、10回以上。
もちろん、クイーンを撮影したフォトグラファーとしての浅沼さんとしてが一番有名。



最後は、元祖ビートルズトリビュートバンドのバッドボーイズのリッキーさんが、ジョンの有名曲を歌って、会場で、合唱。
この声が、彼の国に届いていないのは、残念だが、大盛り上がりだった。
日本にレベルの高いビートルズトリビュートバンドが多いのも、リッキーさんのおかげかもしれない。

ということで、今年も楽しませてもらった。
どんどんエスカレートしているような気もするが、来年は、どういう企画にするのだろうか。
Dear Beatles のような、息の長いイベントになるか。



終わったら、9時近く。第一部が始まったのが、2時だったから、計7時間。
入れ替え制で、2時間ぐらい中休みがあったが、1日でやるイベントとしては、ちょっと詰め込み過ぎだったかもしれない。
コメント
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