今日は、ちょっと冷えてる?

本映画は、2021年に封切られたばかり。
近くのシネコンでもやっていたが、パスして、BDゲット。
Aretha の幼少期から、前に紹介したAmazing Grace(1972年)で、ゴスペルを歌いあげるところまでを描く。
よかった。
ほとんど知らないことばかり。
前回、Amazing Graceで、新境地を開いたと書いてしまったような記憶があるが、原点回帰であったことがよくわかった。
各役者や、セット、衣装のなりきり度合いもすごいが、ストーリーがあまりにも、感動的。
Queenや、Eltonの映画とパターンが似ていると言われればそうかもしれないが、有名ミュージシャン達は、なぜこんな浮き沈みの激しい生き方になってしまうのか。
そして、とてつもない力でその困難を乗り越えていく(そのまま生涯を終えてしまう場合も少なくないが)。
一番印象的だったのは、父親が神父で、彼女の人生に対し、様々な影響(ほとんどネガティブ?)を与え続けるが、最後、彼女がゴスペルに回帰することで、和解?できたところ。
アメリカ人にとっての宗教の占める割合の大きいこと、特に、救いを求める黒人にその度合いが高いことがわかる。
江戸時代の農民にとっての浄土真宗のようなものかもしれない。
信じることと生きることは、イコールだ。
そして、父親のキング牧師との親交をきっかけに、彼女自身が公民権運動にのめり込んでいくが、1968年のキング牧師が殺されるという事件により、一旦は、再起不能と思われるぐらい打ちのめされるところ。
今でも、キング牧師を追悼するため、国民の休日になっていて、シカゴ駐在時代は、そのタイミングで毎年小旅行させていただいていた。
ケネディ大統領の暗殺と同レベルかそれ以上のレベルで、アメリカ国民にとってショッキングな事件だった。
当たり前と思われる権利を得るために命を落とした。
そこから、彼女を救い出したのも、宗教であり、歌だった。
アメリカは、民主主義を代表する国と思われがちだが(特に日本人からは)、実際は、まだまだ発展途上であり、ヨーロッパから見ても、かなり異質な国であることを、我々は理解しておく必要があるだろう。
差別・偏見は、まだまだ根深く残っているし、虐げられている人は、たくさんいる。
オバマ大統領が就任式に彼女を呼んだのは、まさにぴったりの人選だった。
もちろん、世の中一朝一夕には変えられないし、今回のウクライナみたいに、一挙に数十年逆戻りしてしまうこともある。
それでも、前を向いて進み続けることが大事なことも、この映画は教えてくれる。

本映画は、2021年に封切られたばかり。
近くのシネコンでもやっていたが、パスして、BDゲット。
Aretha の幼少期から、前に紹介したAmazing Grace(1972年)で、ゴスペルを歌いあげるところまでを描く。
よかった。
ほとんど知らないことばかり。
前回、Amazing Graceで、新境地を開いたと書いてしまったような記憶があるが、原点回帰であったことがよくわかった。
各役者や、セット、衣装のなりきり度合いもすごいが、ストーリーがあまりにも、感動的。
Queenや、Eltonの映画とパターンが似ていると言われればそうかもしれないが、有名ミュージシャン達は、なぜこんな浮き沈みの激しい生き方になってしまうのか。
そして、とてつもない力でその困難を乗り越えていく(そのまま生涯を終えてしまう場合も少なくないが)。
一番印象的だったのは、父親が神父で、彼女の人生に対し、様々な影響(ほとんどネガティブ?)を与え続けるが、最後、彼女がゴスペルに回帰することで、和解?できたところ。
アメリカ人にとっての宗教の占める割合の大きいこと、特に、救いを求める黒人にその度合いが高いことがわかる。
江戸時代の農民にとっての浄土真宗のようなものかもしれない。
信じることと生きることは、イコールだ。
そして、父親のキング牧師との親交をきっかけに、彼女自身が公民権運動にのめり込んでいくが、1968年のキング牧師が殺されるという事件により、一旦は、再起不能と思われるぐらい打ちのめされるところ。
今でも、キング牧師を追悼するため、国民の休日になっていて、シカゴ駐在時代は、そのタイミングで毎年小旅行させていただいていた。
ケネディ大統領の暗殺と同レベルかそれ以上のレベルで、アメリカ国民にとってショッキングな事件だった。
当たり前と思われる権利を得るために命を落とした。
そこから、彼女を救い出したのも、宗教であり、歌だった。
アメリカは、民主主義を代表する国と思われがちだが(特に日本人からは)、実際は、まだまだ発展途上であり、ヨーロッパから見ても、かなり異質な国であることを、我々は理解しておく必要があるだろう。
差別・偏見は、まだまだ根深く残っているし、虐げられている人は、たくさんいる。
オバマ大統領が就任式に彼女を呼んだのは、まさにぴったりの人選だった。
もちろん、世の中一朝一夕には変えられないし、今回のウクライナみたいに、一挙に数十年逆戻りしてしまうこともある。
それでも、前を向いて進み続けることが大事なことも、この映画は教えてくれる。