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今日は、打って変わって冷たい雨。
家の近くの桜も寂しそう。
明日のゴルフもキャンセルした。
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本BDは、廉価版で買った。
申し訳ないぐらい安い。
元は、1974年のドキュメンタリー映画だったらしいが、見た記憶がないので、日本では公開されなかったかもしれない。
その後、ビデオは出てたが、DVD化されず、本BDが待ちに待ったBD化だったらしい。
画面、音は、クリーンアップされた感じではないが、不可なく見れる。
ほとんど注釈なしで、インタビューや、ライブ、スタジオの録音風景のみで構成されているが、見事に、JANISの人間性に踏み込めているように感じた。
テキサスの田舎町出身。
最初フォークを歌っていたが、ブルースが好きになり、ブルースを歌い出した頃から、保守的なテキサスが嫌いになり、西海岸に移り、1967年突如スターダムに上った。
ブルースは、元々黒人音楽で、彼女の歌唱法も、まさに黒人のものだったので、テキサスでは受け入れられなかった。
有名になってから、テキサスに戻った時のインタビューもあるが、しっくりしない感じがにじみ出ている。
27歳で、亡くなる寸前の映像も残されているが、最後まで、魂で歌っていたことがわかる。
商売っ気抜きで、とにかく歌い続けた。
あの独特のしゃがり声と最初に聞いたのは、ソニーの宣伝用レコードを聴いた中学生の頃だと思うが、白人女性がこんな歌い方をするんだと、強い印象に残っている。
今から考えると、その時は、亡くなった直後だったのかもしれない。
入っていたのは、MOVE OVERだっただろうか(家ひっくり返せば出てくるのだが)。
27クラブと呼ばれ、ブライアンジョーンズ、ジミヘンドリックス、ジムモリソンなどがこの時期、27歳で次々と命を落とした。
いずれも、薬物が原因とされているが、残念なことだ。
誰かのトークイベントで、ウッドストックの舞台裏で、座り込んでいる女性がいて、見たらジャニスだったと語っていた。
歌う時に全てのエネルギーを使い、終わるといつも抜け殻のようだったのだろう。
歌に命をささげたJANISのドキュメンタリー。
亡くなって数年後に作られたもので生々しい。
ロックの歴史を語る上で、外せないピース。