渡邉恒雄さんの”君命も受けざる所り”という本を読んだ。基本的には、日経の私の履歴書に連載されていたものだから、読んだことがあったのだが、改めて、この波乱万丈の人生に敬服する。
最近は、悪役イメージも強いが、世の中が混沌として、環境がころころ変わる中で、翻弄されつつも、自分の意思で人生を切り開いてきた人だと思う。
同じく、激動の時代を生き抜いていた中曽根さんと、Gの試合を観戦されているのを見たことがあるが、戦友同士というお姿だった。
帯に、”反軍少年、共産党員、政治記者、社内抗争、そして部数一千万部の読売新聞トップへ”とある。今の世界の何と平和なことかとも思う。
個性が強い人で、いろいろご意見もあるだろうが、コメントの一部がマスコミで報道され、すっかり悪者にされている感があるのは、残念に思う。自分が育ててきたマスコミに叩かれているのは皮肉だ。
先般の大連立の首謀者と言われているが、今の政治を見ていたら、どうにかしなくてはと思うのは自然だと思う。
この前のレッドツェペリンの再結成ライブについては、先日触れた。2時間のライブに1000万円近く払った人がいたというから、いくら何でも行き過ぎと思うが、あの沢尻エリカさんが招待されていて、コンサート直後のすっかりご機嫌な姿が映し出されたのには、驚いた。何故あの不機嫌な彼女が招待されたんだ...?などと嘆いていてもしょうがない。
今日の日経を見ていたら、やはりコンサートを見た渋谷陽一さんが、べた褒めの記事を書いていた。
再結成ライブは、やはり往年の音楽を懐かしむという色彩が強く、全盛期と比較すると?(何か欠けるか、決定的に何か違う)という面が必ずある。当然、この再結成も、ドラムはボーナムの息子がやっているし、ボーカルのプラントもあまり乗り気ではないと伝えられていたから、そんなにすごい演奏ができる訳はないと誰もが思っていた。でも、この記事を読むと本当にすごかったらしいのだ。提灯記事を書いても何の得もないはずなので、本当にそう感じられたのだろう。
ということで、このメンバーでツアーをやることはもうないだろうから、ライブDVDが発売(リーズナブルな価格で)されることを期待したい。
この冬、ツェペリン関連では、3つの商品が発売された(狂熱のライブのリマスターCD+リマスターDVD。+新ベスト版)。写真は、(新)ベスト版だが、流石に、ちょっとやり過ぎ。前のベスト版も持っているし(その時も確か、メンバーが選曲したという宣伝だった)、おまけDVDの映像も、前のDVD版と重複が多い。
そういえば、今日の日経の記事で、2003年に発売されたそのDVD版が日本で、15万枚も売れたと知った。CRAZY。この話を知ると、レコード会社が、同じ音源、映像を使って、2匹目、3匹目の泥鰌を狙いたくなるものわからないわけではない。買うか買わないかは、消費者の判断次第だ。
これは、横浜プリンスの現在の様子。大きな建物が取り壊されて、元の横浜プリンスが姿を現した。昔は、ここから海岸が見下ろせる高台だったが、今やその前に街が広がり、そのさらに奥は、工業地帯になっている。
天気がよかったので、ベイブリッジの中間、大黒ふ頭の上ぐらいにあるスカイウォークに行ってみた。まずは、このエレベーター塔で4階まで、上がり、吹きっさらしの道を橋伝いに、数百メートル、スカイウォークまで散歩。
絶好の天気で、雪をかぶった富士山が、横浜みなとみらい地区の奥に、くっきり見ることができた。これは、美しい。
ベイブリッジを真下から見上げると、こんな感じ。橋の下にある円盤状のラウンジが、スカイウォーク。
みなとみらい地区のビルの全館点灯の日だったので、夜に、大桟橋に行ってみた。EVEだけあってアベックだらけだが、三脚抱えたにわかカメラマンも多い。皆、立派なカメラを持っていて、私みたいなコンパクトタイプのカメラの人は、少ないようだ。休みと重なり、EVEも重なり、おまけに満月で、絶好の天気。皆、寒空の下、美しい横浜の夜景を満喫していた。
これは、満月とベイブリッジ。どうでしょ?
マリンタワーと氷川丸。今は、クローズ中だけど、ちゃんとライトアップはされていて、雰囲気を盛り上げている。来年には、再オープン予定。
実はこの後、ランドマークに行ったのだが、あまりにもすごい人で、すごすごと退散し、中華街で、腹鼓を打った。
めでたしめでたし。
WEB2.0の罠にはまって、この時期に売りたい人が売りたいという物を、ことごとく買ってしまっているような気がする。セールス?がしつこくて、根負け?してしまう(そのまま右から左へ受け流してしまえばいいのだが)。エリッククラプトンのベストもその一つ。
彼のベストを買うのは、これで何回目だろう。パッと思いつくだけで4回目。
選曲は、中途半端な気もするが、Cream時代の曲から今に至るまでの○十年間の名曲から、CD2枚に収まるようにベストを作ろうと思ったらこうなるかなぁと思ったりして。心境は複雑。
でも、聴きたい曲はほとんど入ってるし、音はいいし、まぁいいっか!
ローリングストーンズから、Seasons Greetings が届いた。これをクリックしたら、見れるかな?
http://www.rollingstones.com/holidayecard2007/
今日は、クリスマスパーティの殆ど最終回(内輪のは来週まで続くが)。アトラクション?は、Machiko W. さん。”迷い道”、”ブルー”、”かもめが翔んだ日”、”唇よ、熱く君を語れ”。どれも大ヒットだったが、忽然と姿を消した、というよりTVから姿を消した。少なくとも、私の視界から消えた。そして、30年経った今、忽然と生(その距離3m、握手付!)で現れ、1時間強のディナーショーを楽しむ縁があったのだ。摩訶不思議。
もう○十歳を過ぎているはずだが、声量といい、音域といい、すばらしい歌を聞かせていただいた。これらのヒット曲は、結婚式などのめでたい席では歌いにくいということで(ブルー、迷い道くねくね、一人で生きていくのね、などの歌詞が、めでたい席にふさわしくない!)、”ILove You"という、新曲も披露していただいた。これなら、めでたい席で、思う存分熱唱できる。元々丸顔だったから?、30年の時を経ても、違和感はない。
横須賀市制100周年とのことで、横須賀在住であることから、その顔になられたり、かもめの歌が、ロッテ球団の応援歌になり、マリンスタジアムで、歌ったり、今も大活躍されている。同世代の方が、元気で活躍されているのはうれしい。
それにしても、特に大ファンだったわけでもない私が、歌を覚えているのは、よっぽどベスト10を見ていたのか。まだ、音楽のジャンルという概念が曖昧で、皆で、演歌も、ポップスも、フォークも、ロックも、いっしょくたに聴いていた古きよき時代だったのだろう。