かねやんの亜細亜探訪

さすらうサラリーマンが、亜細亜のこと、ロックのこと、その他いろいろ書いてみたいと思ってますが、どうなることやら。

天地人

2008年08月21日 | Books


先月に米沢に言った話は、書いた。そして、直江兼続という人物のことを知り、所縁の地も多く訪れることができた。帰ってから、来年のNHK大河ドラマに採用された”天地人”を読んだ。オーソドックスな時代小説だと思った。史実を踏まえながら、面白く(この時代は、何でも面白いのだが)、描かれている。

天地人とは、天の時、地の利、人の和をのことを言う。「謙信公の曰く。天の時、地の利に叶い、人の和ともに整いたる大将というは、和漢両朝上古にだも聞こえず。いわんや、末代なお有るべしとも覚えず。もっとも、この三事整うにおいては、許薰煖Nこるべからず、敵対するものもなし」の言葉からとったテーマだ。
兼続は、結局、天下盗りができなかったわけだが、この内何が欠けたのだろうか。この本を読むと、上杉家の存在の大きさがよくわかる。紙一重で、織田、豊臣、徳川が天下を取っていったわけだが、万全だったものは、一人も無く、皆戦乱の中で、ぎりぎりの選択をした中での綱渡りの結果だ。
謙信は、一、裏切りをせぬ 一、謀略を使わぬ 一、非道をせぬ を信条としたという。義を重んじたわけだが、これだ、結果的には、豊臣家への忠心を貫くあまり、時代の波に乗り損ねることとなった。”義”か”利”かの葛藤である。ただ、”利”なくしては、”義”もまたなしということで、関が原の合戦の時に、西軍に加わらないという最後の判断により、上杉家取り潰しを免れたわけだが、結果上杉家は、大きく減封された。決して、後悔はせず、米沢で新たな藩作りを行うのである。
特にこの本を読むと、家康が上杉≒直江を討つため北上している時に、西で石田三成が挙兵してしまい、関が原の合戦になり、家康が天下を取ってしまったのが歴史を変えてしまったように思う。三成の挙兵がちょっと遅れたら、上杉家がイニシアティブを握るか、少なくとも北日本の王者になっていたかもしれない。



上杉≒兼続が、北の王国を築こうとしていたというテーマの本が、同じく直江兼続公を主人公とした、”北の王国”だ。
史実に残るところは、”天地人”とストーリーは似ているが、史実に残らない、女性の世界、隠密の世界などは、まさに小説で、それぞれ個性があって面白い。

真田幸村を始めとした、戦国武将たち、千利休などの脇役人、架空の女性達、そして、兼継の妻のお船(せん)。個性ある登場人物があふれている。NHKの大河ドラマのテーマとしては、打ってつけと思った。
米沢で、所縁の地を巡った直後だけに、印象深かった。

兼続のカブトの前立が愛であることは、前にも述べた。この愛の意味には諸説あるようであるが、本書では、儒教にある仁愛の愛で、"義”にも通ずるものという。兼続の生き方を見ると、その通りのように思う。

ところで、ソフトボールついにやったね。それにしても上野の根性はすごい。”義”のために投げ続けたわけではないと思うが。
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Hawaii その10 Rock'n Roll

2008年08月20日 | USA



帰宅したら、とっくに終わっているだろうと思っていた女子ソフトボールの試合を、延長戦になってまだやっていた。そして、まだやっている。何だかんだ言って、どうしても、見入ってしまうのが、スポーツのいいところ。それにしても上野は凄い!

(話をハワイに戻そう。)何故か、ホテルの近くにRock'n Roll メモラビアの店があった。どうせ、観光客向けの小手騙しと思ったら、結構面白くて、小手騙されて、二品GET。
USAハワイ州だけあって、プレスリーもの、ハリウッドものが多いのだが、ちゃんとビートルズものもあったのだ。





一つは、A Hard Days Night の映画のまさに一コマ!をフレームに納めたもの。もう一つは、ビートルズが使った楽器の中でも、ポールのヘフナーのベースと同じぐらい有名なリッケンバッカーのギターの精巧なミニチュアをあしらった、Let It Be デザインのフレーム。あまり日本で見かけないので、アメリカならではのものかもしれない。

ハワイの話も長くなってきたので、そろそろおしまいにしたい。

今、日本がサヨナラ勝ちした(21時25分)。金メダルに向かって、上野はまだ投げられるのだろうか。流石に連投は無理か。野球の方は、まだ0対0だ。



これは、ALOHA の Gas Stand。ガソリンの値段は、私がシカゴにいた20年前の、3-4倍ぐらいになっているのではないか。そでれも、日本よりは、随分安いが。





夜景鑑賞ツアーにも参加。残念ながら、小雨が降ってきて、ゆっくり堪能はできなかったが、ハワイは夜もグーッ。

ハワイよいとこ一度はおいで!ということで、めでたし、めでたし。

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Hawaii その9 Foods

2008年08月19日 | USA



ハワイの食事は、そんなにゴージャスではない。
ステーキ&ロブスターが主流。味も、大味。



ハワイではマヒマヒと呼ばれるシイラも名物だが(白身の魚)、今回は、マヒマヒハンバーガーでいただいたのみ。味は、普通。

朝ご飯は、ABCストアのサンドウィッチが多かったが、近くのバーガーキングにも行った。



この不思議なメニューは、ご飯とスクランブルエッグとソーセージをプレートに乗せただけのもの。どっかの欧羅巴の国の名前がメニューにつけられていたが。
ご飯メニューがバーガーキングにあるのは、ハワイならではか。

PS
帰国後調べてみたら、この Portuguese Sausage (ポーチュギーズ・ソーセージ)は、ハワイへ移住したポルトガル人が広めたもので、ハワイ名物なのだそうだ。確かに、普通のソーセージより味が濃いめで、ご飯といっしょに食べたら、おいしかったような気がしてきた。
ご覧のように、KIKKOMAN の SOY SAUCE 付である。

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Hawaii その8 Beaches

2008年08月18日 | USA



ハワイといえば、海。その中で、マストは、ワイキキ・ビーチとハナウマ・ベイだろう。
ハナウマ・ベイは、火山の噴火口がそのまま湾になったところ。
眺めてよし、泳いでよし。訪れた人は、絶対満足間違いなし。

餌付が禁止されたり、入場前の自然保護のための教育映画などがマストになったが、その効果は、出ていると感じた。23年前に訪れた時よりも、魚の種類が豊富になったし、海も綺麗になったように感じた。珊瑚が、ほとんど丸裸になってしまっているのは、この浅さと、人数の多さを考えればやむを得ないだろう。



外への流れが速いところがあるが、ツアーで行けばその辺も教えてくれるから、シュノーケリング初心者には、絶好だろう。



ハナウマ・ベイの北には、シーライフパークがあり、ファミリーには、お勧めのスポットになっている。風光明媚な場所にある。



ツアーで行くと、イルカと握手などもできる。





ワイキキ・ビーチでは、是非マリン・スポーツもトライして欲しい。
私は、ビーチで、のんびりしているだけだったが。



サーフィンの神様?の像もある。両手は、レイで一杯だ。



カネオヘ湾の”幻のサンドバーツアー”にも行ったが、これは、やや期待はずれ。何故なら、サンドバー(砂州)は現れず、深さ30cmぐらいの浅瀬が現れただけだったからだ。多分、潮の満ち干のタイミングが合っていなかったのだろう。
景色も海もすばらしく綺麗ではあったが。
サンドバーに行く前に、海亀の生息地に行ったが、これは面白かった。海亀の息継ぎがあんなに苦しそうなものだとは知らなかった。写真もトライしたが、なかなか息継ぎのタイミングでうまくシャッターが切れず、失敗に終わった。いっしょに泳げればと思うのだが、それは、流石に亀さんに迷惑というものだろう。

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Hawaii その7 Cities

2008年08月17日 | USA


ハワイの初代大王といえば、カメハメハ。名前の響きがいい。いかにも、南の島の王様にふさわしい名だ。



1795年にこのヌアヌ・パリの戦いで、オアフ島を制圧し、1810年にハワイ王国を樹立した。私がここに来たのは、2回目だが、2回とも凄い風だった。山に囲まれた難所で、風の通り道になる。
ハワイはその後、アメリカ、イギリス、フランスなどの影響を受けたが、結局19世紀中にアメリカの準州となった。ただ、意外なことに、州への昇格は、私が生まれた1959年のことで、まだついこの前?だ。



カメハメハ大王像の前には、イオラニ宮殿があり、ハワイ王国の面影を伝える。



その近辺には、官庁、オフィスビル、教会等が建ち並び、ハワイのダウンタウンとなっている。ワイキキの西方にあり、クルーズの出る港の近くになる。
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