皆さん、こんにちは。19期生の宇野毅(うの たけし)です。
ブログ2回目は「キャリアビジョン」を前に想うこと、を書きます。
先日、鴨志田塾長から新たに「自己分析シート」を送付していただきました。第1回講義で作成したものをさらにブラッシュアップしていくとのことで、9月合宿を楽しみにしています。
「キャリアビジョン」は、もちろん「プロコンとしてのキャリアをどう形づくるのか」ということが大きなテーマです。ただ、その根本には「個人としてどう生きたいか、本当の幸せを感じることは何か」という想いがあるように思います。1回目の講義後、そのようなことをあらためて考えていた時、以前読んだ本を思い出しました。
それは、慶応大学大学院教授である前野隆司先生が書かれた「幸せのメカニズム~実践・幸福学入門」(講談社現代新書)です。前野先生は、元々、ロボットや脳科学の研究者でしたが、今は幸福学の研究をされています。筆者は、日本人1,500人へのWebアンケートを分析し、幸せを構成する因子として、以下の4つを抽出しました。
①「やってみよう!」因子(自己実現と成長):有能さ、社会の要請、個人的成長
②「ありがとう!」因子(つながりと感謝):人の喜ぶ顔を見たい、愛情、親切
③「なんとかなる!」因子(前向きと楽観):楽観性、気持ちの切り替え、自己受容
④「あなたらしく!」因子(独立とマイペース):比較しない、自己概念の明確傾向
これら4つの因子がバランスよく満たされていると最も幸福度が高くなるようです。ただし、これらの因子は人間を型にはめるものではなく、一つの目安であり『守破離』(1回目の講義でも出てきました)の守のためのもの、「理解し、実践し、腑に落ちたら離れてもらいたいもの」とのことでした。
キャリアという面からは①「やってみよう!」因子がベースになると思いますが、②③④をバランスよく取り入れていくことで、「幸せ」「やりがい」「充実」をさらに感じることにつながると思います。皆さんはいかがお考えでしょうか?
この本は4月度の「人を大切にする経営研究会」にて、「世界一明るい視覚障がい者」である成澤俊輔さんの講演の中で紹介していただいたものです。(「人を大切にする経営研究会」に興味のある方は、ぜひ私にお声掛けください!)
最後に蛇足ですが・・・、私は読書家ではなく、書店にもほとんど足を運びません。そのため本の購入について自分なりのルールがあります。それは、参加した講演や講義の中で勧められた本はすぐにネットで注文し、必ず読むということです。
先日の講義で紹介していただいた「明快な文章」もその場で注文しました。8月3日に到着予定です。(笑)