こんにちは、塾長の鴨志田栄子です。今日は、私の趣味の一つ、料理について紹介します。
私は仕事で、業務改善のセミナー講師をすることがありますが、その時、「業務改善は手抜きである」と伝えています。
ただし、「第三者が見て、手抜きと見破れられのは業務改善ではない。業務改善の手抜きは、第三者からもわからない手抜きである」として伝えています。
ところで、私の趣味の一つに料理があります。
今は、夫は定年退職して「サンデー毎日」となりましたが、現役時代は「帰るコール」を受けてから夕食を準備していました。夕食の準備時間は基本20分以内というマイルール。そのために、いろいろと工夫をしています。その一つが、冷凍保存。実は、私は、冷凍生活アドバイザーの資格を持っています。
我が家の冷凍食品の常備食は、以下です。
1)油揚げ:油抜き不要の油揚げを購入して、半分にカットして冷凍。味噌汁や炒め物、煮物に必要な時に必要なだけ活用しています。
2)しいたけ類:椎茸、シメジ、エノキ、なめこ……など椎茸類はなんでも冷凍保存できます。水洗いすると水分がつくので、水洗いせずに、汚れだけをふき取ってジプロックの袋に入れて保存します。
3)長ネギ:1回分ごと、例えば、5cmの長さに切って冷凍し、必要なだけ都度使います。白い部分は、このようにして冷凍しますが、青い部分は、輪切りにして、冷凍します。味噌汁や麺類の薬味に重宝します。
4)ショウガやニンニク:ひとかけらづつ、ラップにくるんで冷凍します。料理の都度、水道水で解凍し、おろしようが、おろしにんにく、スイラスしょうが、スライスニンニクなどにして活用しています。
5)ピーマンやパプリカ:洗って水分をとり、1つを8等分ぐらいの大きさにカットして、冷凍します。肉野菜炒め、ラタツィユなどの料理に重宝します。
6)ゆずなどの皮の冷凍:料理の隠し味として、ゆずは貴重です。
7)葉物の冷凍:葉物は基本的に冷凍する前に消費しますが、小松菜やほうれん草は、さっとゆでて1回分ずつ小分けして冷凍します。
8)和菓子:両親の故郷の新潟の笹団子や大福など、冷凍します。自宅でのお茶菓子に重宝します。出張に出かけるときバックに一つ入れると、ほどよく解凍できて新幹線でのおやつにもなります。
9)カツサンドやハムサンド:野菜以外の具を使ったサンドイッチ(主に肉系)は、冷凍し、お弁当が必要な時に、朝、冷凍庫から取り出して弁当として持参します。昼までに自然解凍できます。さらに、持ち運びの時に、形が崩れないので、便利です。キーマカレーも余るとサンドイッチにして冷凍することがあります。
10)肉類・魚類:1回分ずつ、ラップでくるんで冷凍しています。一番重宝するのは、ブロック肉を100g単位ぐらいで冷凍。半解凍状態で好みの厚さにカットしやすくなります。
市販の冷凍食品は、宅配サービスの肉と魚以外は、まず買いません。あとは、自分で冷凍保存しています。たとえば、生卵を冷凍できるのを知っていますか? ラップにくるんで冷凍します。それを水道水で洗うと、簡単に殻をむくことができます。その状態では、白身も固形物なので、包丁で2分割できます。それをフライパンでやくと、1つの卵で、目玉焼きが2つ作れるのです。自然解凍すると、白身はもどりますが、黄身は硬い状態のままです。卵かけごはんには不向きですが、生卵を冷凍するという発想はないのではないかと思います。
食生活は、手作りの料理であることが基本。でも、料理に時間をかけられない。パンプキンスープやイモきんとんなどは、裏ごし器ではなく、チーズリナーを使って手抜きをします。味噌汁は、具をフリーズドライの素材を活用したりしています。食生活が充実(決して贅沢ではなく、手をかけた料理)していることは、日々の生活に潤いをもたらします。我が家は夫婦で飲むので、料理に合わせてお酒も決めます。でも、料理にかける時間はミニマム。手製の冷凍食品を上手く活用しています。それ故、停電になるのが脅威です。だから自家発電の設備が欲しいと思うこの頃です。
あと、手抜きの一押しは、レトルトカレー。レトルト品や缶詰もたまに活用します。レトルトカレーの時は、ご飯を炊くときに、さいの目切りにしたジャガイモを炊飯器にしのばせ、クミンまたはサフランで、少し黄色くなるよう色づけます。その黄色に色づいたジャガイモご飯にレトルトカレーをかけるとほくほくのジャガイモがとても美味しく感じられます。
業務改善、料理に例えるといろいろな知恵が出てきます。あきらかに買ってきて並べるのは、第三者がみてわかる手抜きですが、冷凍食品やレトルト食品を上手く使い、それらを使っていることがわからない料理、それは、主婦の業務改善の事例といえるでしょう。自己満足の話で恐縮です。