CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

人質事件としあわせのかたち

2004-11-01 23:37:00 | 雑感
たまには、社会派な記事も書いておかないと
ただの変態日記になってしまいかねないと
今更ながら、手遅れながら、やってみようと

残念な結果になってしまった人質事件
イラクに一人で行く奴が悪いとか
今時自分探しもねぇだろうとか
家族が可哀想とか

こういう類の意見が多くて
なんというかな、まぁ、確かにそうなんだけど
ここまで言われると気の毒というかなんというか
実際、死ぬ直前に自分を見つけられたかどうか
それはよくわかりませんが
とりあえず、殺された瞬間は
尋常ではない恐怖と痛みにのたうったであろうと思われます

くびり殺す

そういう表現が当てはまるであろう
首を切断された死体という表現
これだけでは、実際のところどんな殺され方をしたのか
まるでわかりません、見たこともないのに
ありきたりすぎるという非常に危ない表現だからだろう

一つずつ組み立てていく
多分、あの国に日本刀並の切れ味と
居合いの使い手のような手練れが居るようには思えない

殺すことに関してはプロであろうが
同時、野蛮で、残虐で、常軌を逸した人間が
おそらくはそれを為しただろう
この恐怖は、想像の及ぶ範囲じゃない
多分彼は、まるで何もかもがわからなかったんじゃなかろうか

実際香田さんが、あんな場所(イラク)に
不用意にも近づいたというところが全て悪いのだが
それはそれとして
殺された事実は重たいだろう
民族主義じゃないが、少なくとも同一共同体が
脅かされたわけで、あまつ星条旗に包まれて返されるという
今一よくわからない(日本人的に)ことで

いや、そんなのはどうでもいいや、話がずれた

殺され方が問題だろう
鋭利とは言い難い大きなナイフのようなものを
首に突き立てられ、肉をおろすようにして
何度もぐいぐいと力を入れて、文字通り
くびり殺したんだろう
切断された他に死因があれば、まだ
なんとか救われる気はしないでもない
生きたまま、首をひきちぎられるなんて
そんな怖いことを

政治的な事件でもあり
複雑な外交問題でもあるはずだろう
だけども、もう一つ以前に
こいつは殺人事件なのだ

そうやって思うことによって
ちょっと冒険心が過ぎてしまった彼の
まさに哀れな最期を
見送ってあげようと思ったりなんだったりしながら

ダメだ、真面目な話とか無理