CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

結婚しようよ

2004-11-05 21:09:27 | 星里もちる
えーと、りびんぐゲームを
巻数を追いながらいろいろやろうと思いましたが
とりあえず、先に連載分すべて埋めておかないと
いつまでもりびんぐの話をしつづける危険性があるので
とりあえず

俺的に、星里もちる漫画史上最も好きで
最もよく読み、最も愛してやまない
見城早苗と紺野雅寿くんの
あられのない、ああ、柿沼さんがっ、いやんっやめてっ
古風な女とか、おいこら、祥子、お前
ちょ、ちょっと、雅寿っ、てめぇは一度死んでこいっっっ

そんな若さというか、何もかもが漲ってしまう
ステキすぎる漫画「結婚しようよ」
スピリッツで、りびんぐの後に始まった
社会人的ドラマ漫画であります

これが本当、わたくし大好きでありまして
ヒロインである、見城早苗の姉っぷりと
主人公である紺野雅寿のダメっぷりが
絶妙で、もちる作品の中で秀逸なカップリングであります

新社会人から、年月を経ていく途中
まぁ、大学から付き合っている彼女とか
結婚を意識してるとか、でも、したくないとか
ツルモクと同世代である、90年代のそういった時代背景を
ふんだんに盛り込んで、凄く身近な悩みというか
事件性とどたばたがステキステキ

鑑みるにこの頃、東京ラヴストーリーとか
いわゆる「ふみ様」シリーズが流行ったりと
織田祐二がステキに若者を謳歌していた時代に
本当、マッチというか、あの時代だからこそ出来たとか
ああんもうっ(なんだよ)

話全然進んでませんが
とりあえずこの二人の主人公が
結婚というテーマについて、家庭とか本人とか
責任とか義務とか、そういう難しいことを
自分たちで、そう、二人で乗り越えていくという
非常に好感度の高いストーリー

ただ、当然のようにして
様々な不安要素がもりこまれ、まぁ、浮気とか不倫とか
横恋慕とか、古風な女だとか、そういう浮いた話が
絶妙なタイミングで放たれ
否応なしに、もう、雷蔵が時子といちゃいちゃどころか
日出子ちゃんとどうのこうのをさらに発展させて
本当に既成事実としての浮気の投入

そして、今後の星里的キャラクタの一つになる
迷惑をかける女=祥子
というステキな脇役の登場、このキャラがまた秀逸で
どこにでもいる、「そういう気のする女」がまた本当
漱石で言う、三四郎の美禰子みたいな、まわりを振り回すというか
あんな女のもっと、ずるくてというか
まぁ、結果自分も傷ついているんだが
存在することで、他人を巻き込み自分も傷つくという

愛すべきキャラクタまで登場して
大人である、既婚者の柿沼と早苗の情事
だが、そこで一つ踏み込めない早苗という女の
古風さ、いやさ、完璧なまでの萌え女っぷり

これは時折揶揄される、もちる先生の
妄想というか幻想である女性像の投影でもあるが
それが大好きだからなんでもいいのだ

というわけで、まぁ、雅寿、早苗、柿沼、祥子あたりが
キーとなって結婚を考えていくというお話
是非読んでもらって、この緊迫感というか
成長ぶりを見て頂きたい

ちなみにこの単行本の秀逸なところは
読み切りにある「結婚うようよ」とか
すげぇ洒落が聞いてて、バカ大爆発の
一つ間違え、いや、間違えなくても、危険がウォーキングを彷彿させる
ギャグ展開が楽しい、ステキなお話

なによりもこのころから、先生ってばもう
なんだか「えっち」なんだから困ってしまう
ステキ、大好き、先生、ずっとついていきますっ

と、結局何描いているかわかりませんが
まぁ、結婚しようよという星里もちるの漫画
最高というお話