CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

陶磁器を探す旅~安宅コレクション3~

2007-10-24 23:14:10 | 陶磁器を探す旅と名物
というわけで、青磁であります

先日、美の壺を見たおかげで
ああ、あの見てきた青磁の群は
やっぱ凄かったんだと
箔好みらしい納得をした昨今であります

私は国宝を見たのだ

それだけで十分だろうか
思ったりしつつ、高麗由来の青磁や
宋由来の青磁をたんまり見てきたのでありました

どうやら安宅コレクションというのは
その東洋美術の傑作というでない、結晶かもしれない
凄まじい宝である青磁を集めることが目的だったのか
そう思われるほど、膨大な数が保管されている様子でありました

青磁の良さが全然わかっていなかったので
その素人目で見て、なんか、つるっとしてて
あんまり景色がない、陶器よりも面白みがない
などと、物を知らないためにうそぶいておったのですが
そのうそぶいた中で、これはいいなと思ったものを少々

名前を覚えてこなかったのは不覚でありますが
青磁に文様が走ったものがステキだと感じました
最近、三島手のものがステキと思うようになってたせいか
実際、三島手の陶器もあったんだが
青磁で巧緻な細工が施してあるものがステキでありました

主に中国方面で作られたのに多かった様子
だが、高麗方面でもずばぬけて、とまでは言わないにしても
ある種、決まった形式だったのか



が描かれているものが凄いステキでありました
美の壺でいうところの、青空になるほど、雲はよくあうのだ
今思えばというこじつけでありますが
あの模様ステキよねなんて、気の抜けた
ふにゃりとした筆跡がステキだったのです
まぁ、どうしても織部風の落書きを追い求めてしまうから
そういう気の抜けた図柄に引き込まれるのかもでありますが
ステキでありました

青磁という名前でも
全然青くない奴とか、枕とか、なんか色々あったのを
覚えてはおるのですが
時間を置きすぎて、全然感動が蘇ってこないあたり
私の目利きは死んでいると言わざるをえないのでありましたと
情けないお話で
青磁について校了であります

鶴首のとか、つるり、と尻みたいになってるのとか
よかったのあったんだけどなぁ
うまく、言葉で捕まえられませんです
大皿も見事でありましたところ