CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

陶磁器を探す旅~佐川美術館その2~

2008-03-21 23:16:39 | 陶磁器を探す旅と名物
というわけで、先日の続きであります
平山先生について、いたく感激していて
こりゃ凄いとか思って、べた褒めした挙げ句
色々と調べてみたら

おや?

と思うことがいくつかあって、ちょっと残念なこのごろです
わたくしの権威主義的なところが、ひしひしと
折角の感動を台無しにしていっている具合
漫画的とかじゃないが、あのスケッチは大変よかったと思うのだが
どうも画家としては、あまり泣かず飛ばずというか
日本国内どまりだそうであります
あと、妙な思想にもかぶれているらしい、残念
美術家は思想と政治にかぶれちゃならない
ばるぼらで、神様もおっしゃっておりました
ミューズに見放されなければよいのですがとか
余計な心配をしつつ

佐藤忠良氏作品

続いて第二幕、ブロンズ像がずらずらと並んでおりました
ああいった手合い(使い方違う)は、
故郷の青年の家とかそういうところで
もっちり見たことがあるくらいでありましたが、
実際目の当たりにしてなかなか驚きというか
新鮮な、これまたよい感動を覚えたのであります

頓狂なことを言わせていただきますと
ヒトガタの別物体を見るというのは
それ自体に違和感があって、ある種美術として完成しとるのでないか

そんなことを感じたのでありました
リアルというか、なんか、凄くよくできている
ところどころデフォルメされてるんだが
そのデフォルメされているところは、そこはかとなくいかがわしい
いやさ、エロス溢れる具合
これはもう、美術と切っても切れないそれなんだろうかしら

帽子シリーズという名物作品集らしきものの
代表作なのか、正面で股を開いたようにして椅子に座り
帽子に手をやっしている像があったんだが
これがなかなかステキでありました

銅像をちゃんと見たことがなかったから、どう見物したものか
戸惑いながら、結局銅像のまわりを一週したりして
この角度がステキと、一人で眺めておったのですが
まぁ、凄いことというか、ナイスなことに
女性像のどれもこれも、腰つきがすばらしすぎる
これは凄い、天才の技だ(なんだかなぁ)

柔らかでありながら、もっちりというのか、
あの胴の部分がステキすぎる
普段、婦女子のああいった部分をじっくりとっくり
眺めさせて貰える機会がないので
なかなか残念きわまりないのでありますが、実物もああであるなら
女子はまったく、天が作った芸術作品である
そう思うほど、ステキな腰つきでありました

なにやら、モデルの女性がお弟子さんというか
やんごとなき関係の様子で
下品なことを想像させるような、ステキな背景とともに
にじみでるような女性像がすばらしかったので感激
それにより、開眼した先生もステキだとか思ったのでありました

間近でみると、意外とざっくり作ってあるのですが
遠くで見た時にシルエットが人間である
これが凄いことだなと改めて思い知った次第
3Dであるというのは、絵画とはまったく別物で
フードを被った少女像があったんだけども
これがまた、小面憎い演出で、上空からのスポットライトで
顔部分が真っ暗で見えなくなっておるのであります
無論、近づくとしっかりとあるのだが
あの様子が絵画的であって、絵を越えたとか
もう、何言ってるかわかんない事態になれてステキでありました

あとは、日本人ののっぺり顔というのは
ああいうのに向かないのだろうなと
外人の顔を作ったものを見て、
その作り応えがあったであろう顔面の凹凸というか
眼孔や鼻を見て考えさせられたのであります

これもまた、よくわからないなりにも
面白かったので記しておきますところ