パラドックス13 作:東野圭吾
久しぶりに東野さん作品を読みました
時生みたいな、SFものといったらいいのか、
設定はそうなんだけども、描かれたものは、
哲学めいた内容であったと
そういう感じで、あんまり本を読みすぎていると
あれこれ深く考えすぎてしまうなと
反省させられた面もあるのでした
単純に、はらはらどきどきのパニック小説であると
そういう読み方がよいのかもやもとも思うところ
内容は、パラドックス13なる、謎現象が起きた
そのときに別時空的なところに飛ばされた人々が、
崩壊していく東京で、知恵を働かせながら、
協働しながら、なんとか生きていこうと思い
そして、その後、その絶望から先をどう考えるかを
考えるような、そんなお話であります
読み終わると、自分だったらどうだろうかと
考えさせられる、いわゆる、
哲学的な問答集小説といった塩梅でありました
若干、説教くさいようにも感じるのであります
自分が説教くさいだけだという気もいたします
ちょっと踏み込むと、すぐにネタバレに発展してしまう
そういう危ういところもありますが、
全体の事件というか、現象の根源については、
だいたいそうだろうなとアタマから理解できるものの
途中で、だんだんと増えてくるキャラクタたちを見ていると
なんか、東野圭吾だけに、ここから
とんでもない事件に発展するんじゃないかしらと
はらはらというか、ふつふつ不安を沸かせてみてしまう
そういう、次次と読みたくなるんだが、
なんというかな、気持ち悪いというか、消化不良めいたような
なんとも爽快感とは遠いお話でありました
そんな不快感というか、胸糞悪い悪党が出てくると
そういうことがなかったのが救いであったと
個人的には、安心して読み切れたわけでありますけども
書かれたというか、描かれる場面や情景なんかは
衝撃的なものも多いわけでありまして
さくさく読めて、読みつかれるということもないのに
どっぷりと堪能できたと満足できるのがさすがでありました
読み終わってから、哲学させられるような内容で、
なんというかな、もうちょっと若い時分に読んでいたら
危なかったかもしれないと
自分のそういった心を、くすぶらせてもらった
面白い小説でありました
そうメモしておくのであります
久しぶりに東野さん作品を読みました
時生みたいな、SFものといったらいいのか、
設定はそうなんだけども、描かれたものは、
哲学めいた内容であったと
そういう感じで、あんまり本を読みすぎていると
あれこれ深く考えすぎてしまうなと
反省させられた面もあるのでした
単純に、はらはらどきどきのパニック小説であると
そういう読み方がよいのかもやもとも思うところ
内容は、パラドックス13なる、謎現象が起きた
そのときに別時空的なところに飛ばされた人々が、
崩壊していく東京で、知恵を働かせながら、
協働しながら、なんとか生きていこうと思い
そして、その後、その絶望から先をどう考えるかを
考えるような、そんなお話であります
読み終わると、自分だったらどうだろうかと
考えさせられる、いわゆる、
哲学的な問答集小説といった塩梅でありました
若干、説教くさいようにも感じるのであります
自分が説教くさいだけだという気もいたします
ちょっと踏み込むと、すぐにネタバレに発展してしまう
そういう危ういところもありますが、
全体の事件というか、現象の根源については、
だいたいそうだろうなとアタマから理解できるものの
途中で、だんだんと増えてくるキャラクタたちを見ていると
なんか、東野圭吾だけに、ここから
とんでもない事件に発展するんじゃないかしらと
はらはらというか、ふつふつ不安を沸かせてみてしまう
そういう、次次と読みたくなるんだが、
なんというかな、気持ち悪いというか、消化不良めいたような
なんとも爽快感とは遠いお話でありました
そんな不快感というか、胸糞悪い悪党が出てくると
そういうことがなかったのが救いであったと
個人的には、安心して読み切れたわけでありますけども
書かれたというか、描かれる場面や情景なんかは
衝撃的なものも多いわけでありまして
さくさく読めて、読みつかれるということもないのに
どっぷりと堪能できたと満足できるのがさすがでありました
読み終わってから、哲学させられるような内容で、
なんというかな、もうちょっと若い時分に読んでいたら
危なかったかもしれないと
自分のそういった心を、くすぶらせてもらった
面白い小説でありました
そうメモしておくのであります