量販店の自転車は ここを注意

最近は人気が高い自転車の量販店　確かに手頃な価格で展示車も多く
魅かれる処も多く有ります、でもこのタイプのお店で購入した自転車では
こんな不具合を良く見る事が出来ます　少し注意して観察して下さい





この自転車も量販店と呼ばれる自転車屋さんで購入したものです
今迄知り合いの自転車を多く見ましたが比較的不具合が多い部分
それを今回見てみます





ここでお断りをしておきますが　量販店の自転車全てが
こうだと言っている訳では有りませんし街の小売店でも
同じ事が有るかも分りません　前ブレーキに注意！






何十年も前から使われているサイドプルブレーキです
これのブレーキシュー　いわゆるブレーキゴムの位置を
良く見て下さい　これではタイヤに当りますよね




反対側も見てみます






少し暗かったので 2枚目はフラッシュを使いました
この状態は新車でブレーキゴムが新しい間はなんとか
タイヤに当らずに済んでいます　ブレーキゴムが摩耗し
リムの形に削れて行くと　ゴムがタイヤを擦り出します
それがどれだけ危ない事か解りますよね





手持ちの工具で正しい位置に調整しました

ブレーキゴムの位置と調整
１）ゴムの上端はリムの上端から 1～2ミリ下った所
２）上記はブレーキゴムの前後で合わせる
３）ゴムとリムの隙間は上から見て前後平行にする
４）ゴムとリムの隙間は左右同じ
５）船の前後を間違わない（これは危険）

３）については小さなモンキーなどを使いブレーキ本体を
ネジ曲げる力技になります
５）については間違っていたら話にならない





これは来年度から全てのロードレースで使用可能になる可能性が有る、最新のディスクブレーキです
手元変速のドロップ用のレバーで有りながら油圧ケーブルが使われていました　ホイールもディスクの
事が考えられたスポーキングになっていますね　（これは今回の不具合とは関係有りません）

自転車を安全に走らせる為のもっとも重要なブレーキ　今回のは問屋さんから運ばれた
完組の自転車をチェックせずそのまま引き渡すとこんな事になります　ブレーキゴムが
前後反対に付いているとんでも無い物を見掛ける事も有ります　自転車屋さんも危ない
物を売るつもりは無いのでしょうがこの大切な部分が調整出来ていない自転車屋さんは
他の場所も期待は出来ないでしょう　お店選びの指針になるのじゃないかな　
ご自身でチェックが出来る部分なので一度お家の自転車も気を付けてご覧になってみて下さい