Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

スプロケットリムーバーを 自分で作る

2016-06-24 20:09:19 | 製作・加工
自転車のスプロケットを脱着する時に使用する工具 スプロケットリームーバ―を
自分で作っています 上手く使える物が出来るのでしょうか





今回はコンパクトなサイズで自分が使い易い様に厚歯用の物を作っています
前回までに巾 32mm 厚さ 6mm の鋼材の切削と穴開けを終わらせています
これから作業の続きを行いましょう






本体は切削時の面取りも済ませています この後
錆止めを行いますが その前に名前を彫っておきました




錆びの予防は塗装で行います 今迄に多くのオイルが
付着しましたが、それを落す必要が有ります






いきなりシンナーで拭き取るのも大変なので 自転車の
洗車の時に使うフィルタークリーナーで洗浄しましょう
クリーナーを刷毛で塗っています






バケツに入れた水でクリーナーを洗い流し 
その後洗剤で全体を良く洗いました






水切りを行った後 ペイントうすめ液で隅々まで
良く拭き取りました 油脂分を残さない、ここは
大切な処ですね






今回偶然に見付けた透明の錆止め塗料です 今迄
グレーか赤錆色の物しか見た事が無かったのですが
これで効果が有るなら これからの作業範囲が凄く
拡がります




時間を開けて 2回塗りをしました塗装中の感覚では
かなり食い付きの良い塗料で 有る程度の皮膜が
出来そうです ここに吊って乾燥を待ちます






乾燥を待つ間にお昼にします 自転車で数分の所に
有るネパール料理のお店です ビ・サパナエック




塗装の乾燥を待つ間は急いでも仕方が有りません
気合の入り過ぎは失敗します(笑)





食事に合せブラブラと 2時間程自転車小屋を空けました 速乾と書かれていた塗料は
もう触っても良さそうです思っていた以上に乾燥の早い錆び止め塗料です








チェーン取付け用の穴開け加工 ここにチェーンの
ピンを通します アウタープレートで鉄板を挟み
ましたが ここではチェーン用の工具は使えません




チェーンの取付けの為に道具を用意します






万力は使いません この金床を使いますこれに
チェーンのピッチに合せた穴が開いています
ここはチェーンのピンの頭の出代分が逃げる穴です






チェーンを挟んだ本体を金床の上に置きます
この時、穴の真上にチェーンのピンが来る様にしています
ピンの頭をハンマーで慎重に殴ります ピンが真っ直ぐに
入る様 注意が必要です




短い方のチェーンの取付けが終わりました ハンマーで
殴り難かったら ピン打ち棒を使うのも O.K です






取付け部分のピンです 表裏同じ出代にしています
このピンの頭がアウタープレートより出ているので
それを逃がす為の金床の穴です

私が子供の頃はチェーン切りが買えなかったので
金床と釘とハンマーで チェーンの脱着を覚えました
だから今でも同じ事が出来ますよ






ここは思惑通りの形状に出来ています
ギアの円周に合せたチェーンの形です
この状態にする為に鉄板の加工時に
チェーンの収まり部分をこの様に削っています




小ギアに巻き付ける方のチェーンです






こちらも取り付ける方法は一緒です




こちらのチェーンも取り付けて 全ての
工程が終わりました




小ギアの収まりも上手く行っています 





競技場など出先へ携帯するのはコンパクトな方が良いと思い計画した自作工具でした
材料選びから始まり寸法の決定 頭の中に有るイメージを形にして行きます
近頃は価格の安い物も出ているので市販品を買った方が良い場合も有ります
でもそれはそれ 今回も作る喜びと完成時の自己満足感、充分楽しみました

前回の作業 【 スプロケットリームーバ―を 自作する 】

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする