Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

DURA-ACE PD-7810 ペダル分解後の洗浄

2016-09-15 20:19:05 | 自転車整備 ペダル
前回までに分解したシマノのビンディングペダル PD-7810 とても良く出来たペダルです
今回はグリスアップ前の洗浄を行います これも大切な作業です





分解が済んだ Shimano DURA-ACE PD-7810 少し不具合が有ったペダルですが
各スモールパーツを綺麗に洗ってやりましょう






今回のパーツは細かな物が多く無くさない様に
網目の茶こしに入れパーツクリーナーで洗います




小さなパーツにはそのサイズに応じたブラシを使い
隅々まで洗ってやります オイルアップやグリスアップでは
古い汚れをいかに綺麗に洗ってやるかはとても大切な事です






今回のペダルは内部のアルミを削っていた事も有り
多くのアルミ粉が容器の底に残ります これをそのまま
使うと他のパーツに移す事にもなります マメに洗浄用具を
掃除しながら作業を進めます






パーツクリーナーや洗い油が飛び散っても良い環境とは違い
周りを汚したく無い為にチマチマとやっていますが これにも
慣れました(笑)




ペダルシャフトの奥側(外側)の先端です ここが玉押しになっており
3/32 の小さなボールを受け止めています センターの穴は芯ずれを
起こさない為の穴で、ペダル本体奥の突き当りに突起が有り それが
この穴に入ります 実際に見るとこの部分はとても綺麗な造作です






ペダル取付け用の六角穴(8mm)の内部を掃除しています
実はこのシャフトは中空になっています この辺りも他の
グレードには無い軽量化ですね




玉受けも兼ねたボルトと呼ぶパーツです 
玉受け部分も良好です








スナップリングに黒い防水シール、ロックナットと
ペダル本体の間に入れる平ワッシャーです






ペダル本体の奥に大事な部分が有ります








奥に有る回転部分は小さなボールに加えニードルベアリングの
受けも有ります 小さなスペースなのであの手この手で掃除を
行います






奥にニードルベアリングを受ける為の金属スリーブが
入っているのでそれが抜けないか再度試してみます
PD-7400 では抜けたのですが このペダルは無理ですね




油脂で汚れた部分は綺麗になりました 本体に
付いているステンレスプレートを外します








このネジは結構繊細でドライバーは 1番を使います
頭が直ぐに潰れるので慎重に進めて下さい






プレートの裏は汚れが溜まり放題 これは仕方が無いですね




ペダル側も腐食が始まっていますウエスで汚れを
拭き取ります






ウエスで拭き取る前後ですが アルマイトの腐食までは
綺麗になりません ここは組立てる時にグリスを塗るなり
して、これ以上悪くならない様にしないといけません






ステンレスのプレートの掃除もしました こちらは
錆も発生していません






これで全ての掃除、洗浄が終わりました 特に
悪い処も無く良い状態を保っていたパーツ達です






最後に使った道具も綺麗にして完了です





分解整備を行う時の洗浄作業 ここで綺麗にしながら色々な事を観察し
各パーツの状態を良く見ておきます 併せて部品の役割を考えるのも
良い事です 汚れた物が綺麗になって行く行程は結構好きな作業です
次回はグリスアップを行いましょう

前回の記事 【 DUR-ACE PD-7810 不思議な不具合 分解 】

次の作業 【 DURA-ACE PD7810 ペダル グリスアップ 組立て 】

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