Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ロードバイク スプロケットの交換方法 その2

2016-09-26 20:52:10 | ロード
前回からロードバイクのスプロケットの交換方法をご案内しています 古い方を外したので
今回はスプロケットの取付けを行います、多くの写真を使いその様子をご紹介いたします





前回取外したスプロケットと新たに使う物で双方 Shimano ULTEGRA CS-6700 10速です
最近の用途に合せ歯数の変更を行っています この作業はメーカーやグレードを問わず
する内容は同じです 前回にスプロケットを取り外したので今回は次の物を取付けます




交換する方のスプロケットは事前に洗浄し手入れを
済ませています 12~23T の歯数です






ホイールのフリーに取り付ける前に取り外した後の
汚れを拭き取っておきます






フリー本体の表面にオイルを薄く塗っておきます これは
アルミボディの腐食防止が目的です やや粘度の高い
Super Lube の超耐久潤滑剤を使っています 持ちの良い
潤滑剤です








ロー側に使う厚さ1mmのスペーサーです これは
必要の無い場合も有るので使うスプロケットに従います




ULTEGRA CS-6700 12-23T






スプロケットはローギアから装着して行きます
フリーに装着する中心部には不規則な凹凸が有ります






フリーにも不規則な凸凹が有り 先程のギアの装着部を
これに合せてはめ込みます お互いが合う場所は一ヶ所
だけです






ローギアをはめ込みます この部分は 3枚がセットに
なっていますが この枚数はグレードに依り異なります






ローギアから 4枚目です ここからは入れる方向が有り
ギアに歯数が刻印された面が外側です






4th ギアを入れました
※ ローギア側から 1st(Low) 2nd 3rd 4th と記載します






次は 5thギアですがここからはギアとギアの間に
専用のスペーサーが入ります 段数に依って厚さが
違い互換性は有りません






先程入れたギアの上にスペーサーを入れました






5th ギアを方向を確認して入れます






スペーサーとギアを交互に 8thギアまで入れました
残るギアは後 2枚です








9th ギアはスプロケット自体に厚さが有るので
ここにスペーサーは使いません








10th(Top) ギアも同様にそのままフリーに入れます




これで 10枚のスプロケットが入りました ギアの
裏表だけ気を付けていれば 難しくは無い作業です








最後はロックナットを締め込みますが この根元には
手を切りそうな位に薄いスペーサーが入っています
これは良く千切れたりしますのでその様な物は交換
します 10速12T用は Y11W02000 11T用 Y10Z0400
の品番で用意されています






ロックナットが入るネジ部にオイルを塗っておきます
腐食、固着防止です




ロックナットを取付けます








ロックナット用の締め付け工具を装着します
Shimano 純正 TL-LA15 Park Tool であれば
Shimano用 FR-5G 又は FR-5 
Campagnolo用 BBT-5 等フリーのメーカーに依り
工具が異なります






締め付け工具にモンキーレンチを掛けます 口が
23mm 以上開き 締め付けトルクに応じた大きさの
物が必要です






ロックナットを締め込みます シマノの指定は 30~50N-m
これは結構大きなトルクです ただここのネジは幾らでも
締まるので 30~50N-m と言う手加減は自分で感覚を
掴んでおく必要は有ります






これでスプロケットの取付けが終わりました はみ出した
オイルなどは綺麗に拭き取っておきましょう




これでスプロケットの交換作業は終わりました
次はホイールを自転車に取り付けます




今回取り外したスプロケットはまた後で手入れを
してやります






クイックレリーズをハブに戻します






ホイールを取付けました 今回の 12~25T から
12~23Tへの交換は心臓を悪くしてから心拍数が
上がるので山へ行かなくなりました 
平坦路で使うならクロスレシオの方が使い易いので
ローの 25T を捨てる事にしました 山は好きなんですが
仕方が無いですね






チェーンの状態を見てみます Vipros ヴィプロスの
グレサージュを使っています 洗車後のオイルアップ後
300km 程度です 追加塗布の頃ですが初めて使った
オイルなのでもう少し様子を見てみます






この様に汚れて来たチェーンは綺麗にしたい処です
これをウエスで擦って汚れを落とす人が居ますが 
確かに外見を見れば綺麗になると思います ただ
チェーンに付着した汚れ、金属粉を同時にチェーンの
内部にも押し込んでいる事にもなります そうなった
チェーンは摺動部でヤスリを掛けている様なものですね 
チェーンの清掃はその様なダストをいかに外へ出すかと
言う事がとても大切です それを考えるとやはり洗浄が
一番だと思います





これで今回の一連の作業が終了しました スプロケットを入れる方向、ロックリングの
締め込み具合そして手指の怪我 これに気を付ければ決して難しい作業では有りません
自分で出来る様になれば自転車がより楽しくなりまよ 是非チャレンジしてみて下さい

前回の作業 【 ロードバイク スプロケットの交換方法 その1 】

コメント (3)
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