Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

萬屋は ビューラーの修理も致します

2016-09-21 20:15:09 | よもやま話
何の前触れもなくそれはやって来ました これ直して・・・
何か見た事は有りますが、私達男性が使う物ではないです 上手く行くのでしょうか




一般的にビューラーと言う物で女性がお化粧を
する時にまつ毛を整えるために使う道具です




これが壊れたので直して欲しいとの修理依頼です
まさに萬屋さんです(笑)




細いロッドとゴムを取付ける舟の接続部分が外れています
この道具もう何年も前にも修理をしています 記憶に残っています




金属の素材から考え、半田付けで修理を行いましょう
接着剤や金属パテではまず持ちません






ビューラーのゴムを外します






長く使われた道具なので化粧品などが付着しています
一度洗剤で洗います




有る程度は綺麗になりましたが 半田をする為には
もう少し磨きが必要です








必要な部分を先の小さな刃物やブラシ ヤスリを使い
下地処理を行いました 金属の表面を削り地肌を出す
作業です




ハンダ付の準備です






汚れていたコテ先を磨き コテを加熱しハンダをコテ先に
乗せハンダメッキをしておきます




磨きを掛けた修理ヶ所です ロッドの先が折れて
少し短くなっています、これを伸ばすのは難しいので
ハンダを上手く盛ってみます






今回の破損部分ともう片方にも手を加えておきました




一旦洗います




必要の無い所にも半田が乗ったのでルーターで切削し
表面を整えておきました






ゴムを取付ける前に少し磨いておきましょう 綺麗に
なりましたよ




ゴムの接着は難しいですね 接着出来ない接着剤も
沢山有ります 接着面はシンナーで拭きボンド G17を
使いました




修理は完了です






壊れていた部分は多目の半田を盛っておきました






逆側も少し不安を感じたのでハンダの特盛りです(笑)
でも使うのに邪魔な程、盛っていません






可動部には薄くオイルを塗っておきました 
ビニール袋に入れ お届けしておきましょう




 
もうこれを何年使っているのでしょう 大切に使うのはとても良い事だと思います
そうそう ビューラーと言うのは和製英語で海外では通じないらしいです 英語では eylasy culer
アイラッシュカーラーと言うそうです




修理したものを届けに行く時に 小さくて可愛い花がみどりに包まれる様に咲いていました
出来る事ならなんでもやりますよ(笑) 

コメント
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