Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

シートポスト用のシムを作る アルミ缶

2020-10-20 20:03:47 | 踏切り自転車 組立て
街乗り用ピストを組んでいます フレームにサドルを取り付けましたがシートポストが少し緩く感じます
そこに使うシムを作ります アルミ缶を利用したシム 製作手順をどうぞご覧下さい





前回サドルの取り付けを行ったマキノのトラックフレームです 27.0mm のシートポストを
使いましたが手応えが少し緩く感じます 27.2mm のポストは入りません これを解消する為に
シムを作り対応します どうぞご覧下さい






シートラグ部とシートピンですが左側にこれだけボルトが
出るくらい締め込んでいます






一旦サドルを外します 5mm のアーレンキーでピンを緩め
背割りをマイナスドライバーで少し拡げています




背割りを拡げながらサドルを抜くと簡単に抜けて ポストに
傷を付ける事も有りません






シムはこのアルミ缶で作ります 缶の銘柄に拘る必要は
有りません






缶の頭をカッターで切り落とします カッターで充分切れます






缶の底も切り落としました




缶を開いて一枚の薄板にしました






缶の端を綺麗に切り落としておきます






缶の厚さは 0.15mm 程度です これをポストに一周巻けば
直径が 0.3mm 太くなります 何かの目安にします






巾 20mm 程度の板にしました 缶の曲がり具合が
ポストに合い丁度良いです






フレームとシートポストの間に挟みました
もう少し巾が広くても良さそうです




30mm 巾の物を切りました




もう少し巾は広くても良さそうですが 無理をせずに
これで行きます






もう少し手を加えます 先ずは角を落とし面取りをしました




端に 2mm 程度の切り込みを等間隔で入れました






切り込み部分を外に曲げます 何か定規を使った方が
綺麗に出来ます




外側にこの様な返しを作りました






シートチューブにシムを差し込みます




シムの上部の返しは シートラグに引っ掛かり
内部への 脱落防止の為の細工です






シートポストを差し込みました シムにもポストにも
グリスは塗っています






折り返しの角はマイナスドライバー等を使い良く押さえ込み
切り口で怪我をしない様に仕舞いをしました 指で触っても
大丈夫です





今回はアルミ缶で簡単に作れるシムをご紹介しましたが 昔は完成車でもシートポストの
径が合わずに この様なスペーサーは良く使われていました
試合会場で普段以上に力が入り、ネジを締め過ぎてシートラグを伸ばしてしまう事も有ります
そんな時にも役に立つ一つの方法です

過去の関連記事 【 シートポスト 簡単にスペーサー 】

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