Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ブレーキワイヤーの長さを決める 街乗りピスト

2020-11-03 20:25:44 | 踏切り自転車 組立て
組み立てを進めている街乗り用の固定ギア自転車 今回はブレーキワイヤーの長さを決めます
機能的にも見た目にも影響が有る作業です どうぞその作業風景をご覧下さい





自転車のポジションを出すためにホイールやブレーキを仮付けしていましたが
順次本組みに変えて行っています 今回は今使っているブレーキワイヤーを取り外し
新しいワイヤーの長さを決めましょう




リアブレーキのワイヤーを外します このワイヤーは
以前の自転車に使っていたものです






ワイヤーのクランプナットを緩めます このブレーキには
11mm のメガネを使います






取り付けナットを緩めワイヤーを抜きました






ブレーキレバー側です ワイヤーを止める為のタイコは
レバーの下から外します






レバーからタイコを外しました




これでワイヤーはフリーになっています






マイナスドライバーでワイヤーバンドを外しました




リアブレーキのアウターとインナーワイヤーです






フロントブレーキには 5mm のアーレンキーを使います






フロントのレバーも手順は同じです




レバーからワイヤーを外しました




この状態から新しいブレーキワイヤーの寸法を決めて行きます
見栄え、機能、両方にとって大切な作業です




アウターワイヤーです Shimano シマノのグレーを
選んでいます




リアから始めます






ブレーキワイヤーはブレーキを掛けるとワイヤーが
引っ張られます その状態でワイヤーの寸法を決めた方が
トラブルが無くて良いでしょう ブレーキ挟みと言う工具を
使います




これでブレーキを掛けた状態になっています






ブレーキレバーにワイヤーのアジャストボルトが付いています
これは引っ張る方だけでは無く 緩める方にも有る程度余裕を
持たせておきます






アジャストボルトを一杯締めた状態と 2回転程
余裕を持たせた状態です






アジャストボルトにワイヤーを差し込みます






トップチューブに実際に使う様にしっかりと
アウターをテープで止めます






ブレーキレバー側の長さは ハンドルを目一杯切った時に
ワイヤーが無理をしない長さが必要です




落車などをした時に ワイヤーに余裕が無いと
何処かに影響が出て、弱い部分を壊す事になります




前部分はこの長さで行きます




ブレーキ本体側はアウター受けまでの寸法を取ります






ここは見栄えが大切です 競技用の自転車では軽量化を
目指し使える範囲で短くする事も有りますが 見栄えを
考えると下の写真の方が綺麗です ここの微妙な長さは
センスの表れる所です




この様な事を考えたうえで長さを決定します






決めた長さでカットします ワイヤーカッターは
一つは用意しておいた方が良いですね




この後の先端処理を考え気持ち長くしています






実はワイヤーを切るまでに テープの仮止めでは
ワイヤーが落ち着かないので ワイヤーバンドを
使っています




多少は良いじゃないかと思われるかも分りませんが
このくらい神経質になっても良いと思います






リアブレーキのワイヤーはこれで行きます




今迄使っていたアウターを仮に付けてみました
それ程、違和感はありません ※ ブレーキ挟みは使っています




古いアウターと同じ長さに切った物を合せてみました
凄く長く感じますね アウターの固さが違うのでしょう




フロントはこのくらいでいきましょう ワイヤーの曲がりに
無理が無く見た感じもこれで良いでしょう





これで前後のワイヤーの長さを決定しました アウターワイヤーは切ったものを
そのまま使えば良いと言うものでは無く 取付け前に先端の処理を行います
次回はその作業を行います どうぞ次回もお付き合い下さい

前回の記事 【 ブレーキゴムを取り替える 街乗りピスト 】

次の記事 【 ブレーキ アウターワイヤーの先端処理 】 


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