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Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車 ハンドルの取り付け

2011-06-08 20:24:28 | 自転車整備 その他 
前回サドルを取り付けた プジョーのクロスバイク
今回はハンドルとブレーキレバーを取り付けます





全塗装をしたフレームに部品が少しずつ増えて行きます ここまで来たら
部品を組付けて行くだけですが あせらずボチボチと進めて行きましょう








さて今日はこのヘッド部分にハンドルを取り付けましょう
白いステムと グレーのハンドルはどちらも錆が酷かった
ので 塗装をしてあります




ステムにハンドルを通し締め込むのですが 今回はここに
FINISH LINE FIBER GRIP フィニッシュラインのファイバーグリップを
使ってみます この商品は主にカーボン部品を組む時に使う
滑り止め剤で 小さな力で部品を保持する為の物です






この様なジェル状の商品で 中にクレンザーの様な
摩擦係数が高そうな粒々が混入して有ります








ハンドルを通した後 ステムのクランプボルトを使い
ハンドルを固定します このネジにも錆止めのグリスを
塗布しておきます






ステムの下部はこんな形状で このままではフレームに
固定出来ません ここにはステムを上から下まで貫通する
引き上げボルトと その下には斜ウスが必要です






この金属部品にもグリスを塗り ステムに取り付けます
このステムの フレームへ挿入する部分に色は塗っていません
塗装の厚みで フォークコラムに入らないと困りますから・・






ステムを入れる ヘッドチューブ内のフォークコラムの内部と
ステムの挿入部にグリスを塗布しますが ここは良く固着が
起こる場所なので グリスはしっかりと塗りましょう






ステムをフレームのヘッド部に差し込み アーレンキーで
引き上げ棒を締め込みます 車輪を付けてから細かな調整
をしますので 今は仮締め程度にしておきます ここは正ネジです






はみ出したグリスはウエスで拭いておきます 
残しておくと汚れを呼びます




ハンドルに付けるブレーキレバー 変速機のシフト
レバーも兼ねたシフターと最近は呼ぶのかな?
これも付けてしまいましょう




ここにもグリスを薄く塗ります
 
金属同士が触れ合う部分には 水が溜まったりし
腐食や錆の発生 ネジなら焼付き 異種素材同士なら
電触による固着など 色々な事が起こります それを防止
する一つの方法が グリスの塗布です






シフターをハンドルに取り付けますが 何処でも良い訳じゃ
ありません 最後にグリップを装着するので その分は逃げて
おきます そしておおよその位置で固定 これの微調整も
車輪を付けてからですね






ここもはみ出したグリスやファイバーグリップを拭き取り
完了です

さてメンテスタンドに乗せてする組立て作業はまだまだ
有ります 次は何をしようかな・・・

前回の作業 【 自転車 サドルの取り付け 】

次の作業 【 自転車 変速機の取り付け 】

コメント (8)
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自転車 サドルの取り付け

2011-06-07 20:56:44 | 自転車整備 その他 
整備を進めている PEUGEOT プジョーのクロスバイク
フレームにも各小物の取り付けが終わりました これからは
自転車の組立ての作業が始まります まずサドルを取り付け
ましょう






始めから使われていたサドルをそのまま使います
サドルは何度か洗っています 綺麗な形のサドルですよね






シートポストは腐食に依る固着で フレームから外す事が
出来ませんでした 美装のため白色に塗装をしています

サドルはこのヤグラ部に 金物を幾つか使い固定します








金属のヤグラ部品やサドルのレール 他の部品が接触
する部分にはグリスを薄く塗布します 防錆が目的なので
グリスは何でも良いですよ






シートポストに ヤグラの下部部品を乗せ その上に
サドルのレールを乗せます








ここからは サドルの後方からの作業になります
ヤグラの上部の金物で レールを上から挟み込みます
この部品にもグリスを塗っておきます






サドルの後方の隙間から 上部部品を差込み 上手く
レールの上に乗せます 狭い場所なので案外難しい・・・








これを固定する為の ボルトです これが錆びても
困るのでグリスは欠かせません そのボルトをシートポスト
の下の穴から差込み 金属部品にねじ込みます






ここで使うのは 5mm のアーレンキーで正ネジですが
サドルと言う場所は想像以上の力が掛かる部分です

サドルの位置決めをする時は かなり力を入れ
ネジを締め込んだ方が良いですね




サドルの取り付けは完了です 位置決め 前後位置や
前後角はホイールを付けてから 下に降ろしてから
やる事にします

さて次は ハンドル周りを取り付けて行きましょう

前回の作業 【 フレームへ ハンガー小物 取り付け 】

次の作業 【 自転車 ハンドルの取り付け 】

コメント (2)
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カンパ 11S 対応 チェーンツール

2011-06-06 20:13:37 | 自転車 工具
自転車の整備では必ず必要なチェーン切りと言う工具 既存のチェーンと
違い 最近はナロータイプでチェーンのプレートからピンの頭が出ない物が
ほとんどで カンパの 11速用のチェーンなんて ピンを入れた後でカシメまで
必要 これには専用のチェーンツールが必要です 少しお安いのを紹介しましょう






これは SUPER B スーパー B と言うメーカーの工具
この会社は自転車の専用工具を多く出しています
どちらかと言えば廉価版を得意とするメーカーで
私も今迄に幾つか買っています

それで商品は確かなの? と聞かれると、お値段なりの
質感で アマチュアが普段の整備で使うなら 充分その
用を足します






そんなメーカーの カンパ 11S 対応のチェーンツール
品番は YD-0345 カンパの純正の工具を買おうとすれば 
最近は為替の変動が激しいのでいちがいに言えませんが 
2万円前後のお値段がします 

私が本職なら悩む事なく純正を購入しますが 自分の自転車
じゃ無く何時使うか分らない人様の自転車の為に ほいほいと
張り込めるお値段じゃ有りません






カンパの 11S 用のチェーンは チェーンを繋ぐ時
挿入ガイドの先を折った後 そのピンをカシメる必要が
有ります

チェーンツールのハンドルのお尻のキャップを外すと
中には 予備のピンと メッキされたアダプターが
入っています




そのアダプターは チェーン切りに装着し カシメの
作業をする時に使います




チェーンツールの ネジが切って有る先端にはピンが有り
それを止めている ネジがあります これを緩めると
ピンが抜けます ここのネジは逆ネジでした






ピンを抜くと シャフトの内部には鋼球が入っています
矢の負担を和らげハンドルを軽く回す為の物ですね
ここは大きな負荷が掛かりそうなので オイルを塗って
おきましょう





SUPER B スーパー B のチェーンツール お値段が 1900円程 これで問題無く
使えれば凄く徳をした気分になれますよね チェーンを切るのは 10速も 11速も
一緒 その後の作業の違いだけで Park Tool からは CT-11 チェーンリベッターと
言うカシメ専用の工具が出ています お値段は 9030円 中々買えないよな・・

私もまだ使っていないので この工具の良し悪しは語れませんが これを使う予定は
6月中旬以降 TACURINO タクリーノのカーボンフレーム Cozma コズマと カンパレコード
で組む予定です  

カンパ用のチェーン切りを検討され悩んでいる方 SUPER B の 1900円 こちらも
選択肢の中に入れても良いかも分りませんね  まあ 11S で上手く使えなくても 
最悪普通のチェーン切りとしては使えるでしょう

と、私は安易に考えていたのですが 私が懇意にさせて頂いている プロチームの
メカニックとし世界を駆け回る 【 カツリーズサイクル & デザイン 】 の成田さんが
この写真を見て 怖い・・・ これは怖いです~ の一言 

あの人に言われると 使うのがちょっと怖くなってきたよ 使うのはよ~く考えてみよう・・

コメント (4)
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フレームへ ハンガー小物 取り付け

2011-06-05 20:15:30 | 自転車整備 B.B
フレームの塗装が終わってから順調に整備が進んでいる
整備依頼を引き受けたクロスバイク 今回はハンガー小物を
取り付けましょう この部品は B.B 小物と呼ぶ事もあります
( B.B = ボトムブラケットの略です)






ヘッド小物は事前に取り付けてある クロスバイクの
フレーム 今回はハンガーシェルにハンガー小物を
取り付けます

ヘッド小物の取り付け風景はこちら
【 ヘッド小物 ヘッドわん圧入 組付け 】




今回使用するハンガー小物と工具達




今回取り付けるハンガー小物はこれ SHIMANO BB-CT91 の
刻印が有ります 容姿はユニット形状ですがカップ&コーンの
構造を持っています






このハンガー小物は取り外した時はこんな状態
これを分解し 綺麗に整備しています 

その作業風景はこちら
【 B.B 小物の組立て グリスアップ 】






では始めましょう 使うグリスはデュラ このグリスは
使い道が広く 優等生ですね 一つ用意しておくと便利です

余談
でも最近値上げしましたね この50gの容器の物が 1062 円
以前は 700 円程度で買っていた記憶が有りますが 少々
お高いですよね

それはさて置き グリスをハンガーシェルの内部に塗布します
これは防錆防止が目的ですから こんな高価なグリスじゃなく
お安いイモグリスで充分ですよ






ハンガー小物のユニットケースやネジ山にもグリスを塗ります
それをシェルに差込み・・・






おっと これを忘れる処でした この自転車にはこの黒い
プレートを右側に挟み込む様になっています フロントの
変速機を取り付ける為の部品です 

このハンガーは JIS 規格なので 右側は逆ネジです






このハンガー小物の装着、締め込みにはこの工具を使います
SHIMANO シマノの純正なら TL-UN74 インターナルスプライン用の
締め込み工具です パークツールなら BBT-22C の品番の工具です






工具を右わん内部のスプラインに合わせて差込みます






次はモンキーレンチ スパナを使うなら 32 mm が必要です





モンキーレンチを工具に掛け締め込みます ハンガーの右側は 鬼の様に締め込みます 
私も満身の力を加えています この時 工具が良く滑るので 抜け出さない様に注意します
工具が外れると大きな怪我をしますよ・・・

それとモンキーレンチを使う方向を間違ってはいけませんこの写真で右手は下方向へ力を入れています 
この時のモンキーの雁首はこの方向が正しく これを裏返して使うのは間違いです






ハンガー小物の右側が締まりました
はみ出したグリスは綺麗に拭いておきましょう

はみ出したグリスは何の役にも立たず ゴミを呼ぶだけです
この部分は後の掃除も大変ですしね




じゃ左側の作業をしましょう






左側のアダプターです 以前なら左ワンといいましたが
これはもうワンじゃないですもんね これにもグリスを
塗ります






それをハンガーシェルにねじ込んで 右側で使ったのと
同じ工具を使い締め込みます こちらのネジは正ネジです






これでハンガー小物の取り付けは完了です





ユニットタイプのハンガー小物 従来のカップ&コーンの小物は作業に結構な時間を
要しましたが このユニットタイプは一瞬で終わってしまいます 特に難しい技術も
必要有りませんので みなさんも是非ご自分でなさってみて下さい

工具が必要じゃないか! との声も聞こえてきそうですが それは思い切って買わないと
何時まで経っても工具は買えません 自分の工具を用意する 自転車愛好家であれば
その出費は仕方が無いですね

前回の作業 【 クロスバイク スプロケット取り付け 】

次の作業 【 自転車 サドルの取り付け 】

コメント (12)
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クロスバイク スプロケット取り付け

2011-06-04 20:15:00 | 自転車整備 その他 
先日タイヤの入れ替えをしたクロスバイクのホイール
今回は後ろギア スプロケットを取り付けます






クロスバイクのホイール タイヤを入れ替え
ハブやフリーの整備も済んでいます



取り付けるスプロケットは シマノの 7速 カセットタイプで
これも事前に美装と整備を済ませています








このハブに装着されたフリーボディに スプロケット
小ギアを付けますが フリーボディにはこの様な溝が
有り スプロケット側にもそれに合わせた形状に
なっています

一箇所巾の違う溝が双方に有り スプロケットが入る場所は
必然的に決まってしまうので 悩む事は有りません






このスプロケットの整備前はこんな状態でしたが
グリーンの魔法の液体の力を借り 使える状態まで
綺麗に美装しました

その作業風景 
【 困った時のサンポール スプロケットの錆落とし 】




作業を進めます フリーボディにオイルを塗布します
錆止めが目的ですので オイル持ちが良いやや粘度の
高い Super Lub スーパールブ オイルを使います






5 枚のギアが かしめて有る ロー側のギアを入れます






次に入れるのはスペーサー これは入れないカセットも
有るので 分解する時に注意して覚えておかないといけませんね






次は 2ed ギアと トップギアを入れます






最後に入れるのは ロックリング カセットスプロケットで
ネジが切ってあるのは この部品だけです




フリーボディの内側にネジが切ってあるので そこにも
オイルを塗布しておきます






そこへロックリングをねじ込みます






ロックリングは専用工具で締め込みます これはシマノの
純正工具 TL-LR15 パークツールなら FR-5C と FR-5GC の
2 種類が使えます








工具のスプラインを ロックリングに差し込みます
そしてモンキーレンチを掛けます




工具を滑らさない様に気を付けながら ロックリングを
締め込みます ここは正ネジです





カセットスプロケットが取り付きました これでこのホイールの整備は完了です
長く掛かっているクロスバイクの整備 もうしばらくお付き合い下さい

そうそう皆様に可愛がって頂いている私のブログ 右上のカウンターが 200万件を
越えました ブログを開設し 2年半 沢山の方々においで頂き有り難くお礼を申し上げます
                                            2011.6.4 Kino 拝

前回の作業 【 自転車 タイヤの入れ方 】

次の作業 【 フレームへ ハンガー小物 取り付け 】       

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