Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

フレームへ ハンガー小物 取り付け

2011-06-05 20:15:30 | 自転車整備 B.B
フレームの塗装が終わってから順調に整備が進んでいる
整備依頼を引き受けたクロスバイク 今回はハンガー小物を
取り付けましょう この部品は B.B 小物と呼ぶ事もあります
( B.B = ボトムブラケットの略です)






ヘッド小物は事前に取り付けてある クロスバイクの
フレーム 今回はハンガーシェルにハンガー小物を
取り付けます

ヘッド小物の取り付け風景はこちら
【 ヘッド小物 ヘッドわん圧入 組付け 】




今回使用するハンガー小物と工具達




今回取り付けるハンガー小物はこれ SHIMANO BB-CT91 の
刻印が有ります 容姿はユニット形状ですがカップ&コーンの
構造を持っています






このハンガー小物は取り外した時はこんな状態
これを分解し 綺麗に整備しています 

その作業風景はこちら
【 B.B 小物の組立て グリスアップ 】






では始めましょう 使うグリスはデュラ このグリスは
使い道が広く 優等生ですね 一つ用意しておくと便利です

余談
でも最近値上げしましたね この50gの容器の物が 1062 円
以前は 700 円程度で買っていた記憶が有りますが 少々
お高いですよね

それはさて置き グリスをハンガーシェルの内部に塗布します
これは防錆防止が目的ですから こんな高価なグリスじゃなく
お安いイモグリスで充分ですよ






ハンガー小物のユニットケースやネジ山にもグリスを塗ります
それをシェルに差込み・・・






おっと これを忘れる処でした この自転車にはこの黒い
プレートを右側に挟み込む様になっています フロントの
変速機を取り付ける為の部品です 

このハンガーは JIS 規格なので 右側は逆ネジです






このハンガー小物の装着、締め込みにはこの工具を使います
SHIMANO シマノの純正なら TL-UN74 インターナルスプライン用の
締め込み工具です パークツールなら BBT-22C の品番の工具です






工具を右わん内部のスプラインに合わせて差込みます






次はモンキーレンチ スパナを使うなら 32 mm が必要です





モンキーレンチを工具に掛け締め込みます ハンガーの右側は 鬼の様に締め込みます 
私も満身の力を加えています この時 工具が良く滑るので 抜け出さない様に注意します
工具が外れると大きな怪我をしますよ・・・

それとモンキーレンチを使う方向を間違ってはいけませんこの写真で右手は下方向へ力を入れています 
この時のモンキーの雁首はこの方向が正しく これを裏返して使うのは間違いです






ハンガー小物の右側が締まりました
はみ出したグリスは綺麗に拭いておきましょう

はみ出したグリスは何の役にも立たず ゴミを呼ぶだけです
この部分は後の掃除も大変ですしね




じゃ左側の作業をしましょう






左側のアダプターです 以前なら左ワンといいましたが
これはもうワンじゃないですもんね これにもグリスを
塗ります






それをハンガーシェルにねじ込んで 右側で使ったのと
同じ工具を使い締め込みます こちらのネジは正ネジです






これでハンガー小物の取り付けは完了です





ユニットタイプのハンガー小物 従来のカップ&コーンの小物は作業に結構な時間を
要しましたが このユニットタイプは一瞬で終わってしまいます 特に難しい技術も
必要有りませんので みなさんも是非ご自分でなさってみて下さい

工具が必要じゃないか! との声も聞こえてきそうですが それは思い切って買わないと
何時まで経っても工具は買えません 自分の工具を用意する 自転車愛好家であれば
その出費は仕方が無いですね

前回の作業 【 クロスバイク スプロケット取り付け 】

次の作業 【 自転車 サドルの取り付け 】

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする