Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

自転車 チェーンの取り付けと 長さ調整

2011-06-25 20:07:38 | 自転車整備 その他 
前回シフトワイヤーを取り付け 変速機を任意の場所へ動かす事が
出来る様になったクロスバイク 今回はチェーンの取り付けを 
長さを決めながら進めて行きましょう






自転車のチェーンの取り付けは やはり変速機の
ワイヤーを張ってからの方がやり易いでしょう
チェーンの長さを決める時に 変速機を動かす
必要が有りますから






この自転車に使われていたチェーンは錆の状態が酷く
新しい物に交換します 余程手に入り難いチェーンで
あれば それを復活させる事もありますが 今回は交換
した方が良いでしょう

新たに使うのは シマノの IG チェーン 在庫を置いて
有ったのでこれを使いましょう 8速対応のチェーンですが
シマノの8速用は 5~8速で使う事が出来ます






絶対にこれが正しいと言う方法は特に有りませんが
自転車にチェーンを通す時 この方向へ チェーンも
この状態で作業を進めると 仕事がやり易いと思います






チェーンの長さを決めるのは チェーンをアウター × トップに掛けた
状態で長さを調整します この時点で変速機を動かしフロントをアウター
リアをトップにチェーンを掛けておきます






チェーンをアウター・トップに掛けた状態で 仮にチェーンを何かで
繋いでみます 私は付属のアンプルピンを軽く差し込んでいます

チェーンの長さを見るのは ここ リアディレーラーのプーリーケージで
確認します この状態では少し長いですね でもそれはどうして判断するの?




判断の基準は プーリーケージに付いている 上のガイドプーリーの
取り付けネジと 下のテンションプーリーの取り付けネジを結んだ線が
地面と垂直になる長さ これが基準です 

今手で押さえていますがこの様な状態になるのが 基本の長さです






新しいチェーンそのままでは 2 駒長そうなので チェーンを切って
長さの調整をします






切りたい長さの所にチェーン切り工具をセットし ハンドルを回し
工具のピンが チェーンのピンの真芯へセットされているか確認
します この確認作業は大切ですよ








工具が正しくセットされているのを確認したら ハンドルを回し
チェーンのピンを押し出して行きます このナロータイプのチェーンは
難しい事は考えず チェーンのピンは完全に抜いてしまってオーケーです
最後の写真でピンは完全に抜けています






チェーンのピンが完全に抜けたら 工具のハンドルを戻します
これでチェーンが切れました




これが長かった分のチェーン 2 駒分です 上の小さな小物は
チェーンに使われていたピンですが これはもう使いません






じゃチェーンを繋ぎます ん、これはな~んだ・・?






今回初めて使ってみますが 買い置きがして有った
grunge と言うメーカーの チェーンフッカーと言う便利な工具

チェーンを切ったり繋いだりする時に この様に使えば仕事が
やり易いとの事です お値段は 630円

使った感想は 両手が自由に使えて便利 こうして人間は
段々横着になって行く・・ そんな見本みたいなアイテムです(笑)






チェーンを繋ぐ時に使うのはこれ アンプルピンと呼びますが
新しいチェーンには 一本付属で付いて来ます 別売りでも購入
出来ますが チェーンに依り対応するピンを選ぶ必要が有ります

※チェーンを正しく繋ぐ
ここでチェーンを繋ぐ場所ですが チェーンはインナーリンク半駒と
アウタープレート半駒で 一駒のセットになっています
この写真の様に チェンステーの下でチェーンを繋ぐ場合
インナーリンクの 前方の穴へアンプルピンを使うのが正しい場所です
インナーリンクの 後方の穴でアンプルピンを使うより強度が有るそうです






手で入るだけアンプルピンをチェーンに差し込み
チェーン切り工具をセットします ここでも工具のピンが
アンプルピンのセンターにセットされている事を良く確認
します








正確に工具がセットされている事を確かめてから
ハンドルを回し アンプルピンを押し込んで行きます

アンプルピンの頭の出代が チェーンの左右で均等に
なる様に注意しながら 作業は進めます




正しく差し込まれたアンプルピン 頭はこの様に残りますので






プライヤーなどで残ったアンプルピンの頭を折ります
少し手応えは有りますが 簡単に折れます




チェーンを繋いだ後でこの確認は必ずします チェーンを
手でしごいてみて 繋ぎの部分が正常に動くか 固くないか
それを確認します






無くても困らないが有れば便利なチェーンフッカーを外し
チェーンの装着と長さ調整は完了です





基本に準じ長さ調整をすると 変速機のテンションケージはこの様な状態になります
上下の取り付けネジが地面からの垂線上に必ず並ぶかと言えば 色々な要因で必ずしも
そうならない事も有ります これを基準に考え大きくそこから外れなければオーケーです

この後の作業は アウター×トップとロー インナー×トップとローにチェーンを掛け 
状態を確認しますが 何処か苦しい所がもし有れば 自分自身があまり必要としない所を
犠牲にする必要が有る時も有ります そんな時はだいたいインナー×トップを犠牲にしますね

前回の作業 【 シフトワイヤーの 取り付け 】

次の作業 【 クロスバイク 愛情整備 最後の作業 】 

コメント (6)
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