Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

クロスバイク チェーンホイール 取り付け

2011-06-14 21:02:59 | 自転車整備 その他 
整備が順調に進んでいるクロスバイクですが 今回は先日美装した
チェーンホイールを取り付けましょう






自家塗装でやや時間が掛かりましたが その後は順調に
整備 組立てが進んでいます 今回はこのハンガーに
チェーンホイールを装着します






取り付けるチェーンホイールはこれ おっ何か雰囲気が
変わったね・・






このチェーンホイールには樹脂製のチェーンガードが
付いているのですが 元々透明の樹脂がかなり汚れて
いたのでこれも塗装しました 色はハンドルと共色です






ハンガーシャフトは 四角テーパー カンパテーパーとも
呼ばれますが 後発のシマノなどはやや軸径が太く
カンパとは互換性が無い様です








この辺は雨ざらし 濡れた道路を走ると何も保護を
してくれません グリスは多目に塗っておきます
そこへクランクを差し込みます

このクランクを外す時はかなり苦労しました




クランクを抜いた時の様子ですが 何をさせるんだ!
って感じですよね 【 クロスバイク 固着したクランクを外す 】






今回はそんな事が無い様に フィキシングボルトにも
グリスを多目に塗っておきます






そのフィキシングボルトを シャフトのセンター穴に
ねじ込みます ここは正ネジです






フィキシングボルトを締め込みますが このボルトの頭は
15 mm と 14 mm が有ります 今回は 14 mm です

これは SUGINO スギノのクランク抜き工具ですが スギノに
限らず このタイプの工具の片方は 14 mm のソケットレンチに
なっています






抜き工具をフィキシングボルトにセットします
今回は締め込むのに 抜き工具はおかしいだろう の
突っ込みは要りません そんな名称の工具なんです(笑)




次に使うのはモンキーレンチ ここはあまり小さな
モンキーでは力が入りませんので 250~300mm くらいの
サイズのモンキーは欲しいですね





そしてこの様に締め込みますが この工具はボルトへの掛かりが浅く 本当に良く滑ります
自分の意識として 工具を奥に押し当てる力を加えながら作業を進めます 工具が外れると
ギア板などで怪我をする事が有りますから 充分注意して下さい






右側が終わったので 左側にかかります




する事は右側と同じです まずはシャフトにグリスの
塗布から・・






新たに塗装したクランク ちょっと茶目っ気を出して 
イタズラしました もう消えないよ ははは






クランクを差して フィキシングボルトを入れます






モンキーレンチで締め込みます まあ今ならトルクが
どうのと言うのでしょうが この位のモンキーなら
目一杯締め込んで良いでしょう

このモンキーはハイブリッドですが 従来のサイズで言えば
250 mm 位 今迄 300mm を良く使っていましたが それで
目一杯は少し締め込み過ぎですね そんな時はハンドルを
持つ位置を工夫するのも一つの方法です






クランクにはセンターに穴が有り ここにはこの様な
クランクキャップを取り付ける様になっています 
でも 私はこれは使いません 

理由は入った水が抜け難いし 弊害が多い気がするからですが 
お使いになる方は使用しても 当然差し支えは有りません





少し自転車らしくなってきましたね もうしばらくメンテスタンドの上での整備が
続きます さて次は何をしようかな まだシティサイクル特有の泥除けや荷台
そんな部品が残っていますね 次回はその辺を進めましょうか 

では次回も是非お付き合い下さい

前回の作業 【 汚れたクランクの 美装 】

次の作業 【 マッドガード 取り付け 】

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Campagnolo Pedal ピスト用 鉄プレート

2011-06-13 20:11:15 | 自転車部品・用品
自転車愛好家にはファンが多い Campagnolo カンパニョーロ
歴史が長い会社だけに色々な部品が製造されて来ましたが
そんな中のペダル 初代 RECORD レコードの発表は 1950年
当時はアウタープレートが鉄のペダルでした





カンパニョーロ RECORD レコード ペダル 鉄プレート 当初はロード用の外環付きの物が最初だと
思いますが これは外環が無いピスト用のペダルです




これは Super Leggeri スーパーレゲロ ロード用で
このペダルの外側、ペダルキャップの部分をガード
しているのを外環と呼びます

1950年に発売された レコードペダルはこのプレートが
鉄なだけで基本的な形状は全く変わっていません
ちなみにスーパーレゲロは 1974年の登場




これは余談ですが 私はロードレーサーにこのスーパーレゲロを
使っていましたが 外環が好きでなくその部分を切り落として
使っていました こうする方が靴とストラップの馴染みが良く
ペダルと足の一体感が感じられ 私は好きでした

これは当時海外の選手でも外環をカットしたり ピスト用の
ペダルを使う選手も多くいた様です




これはピスト用の スーパーレゲロ プレートはアルミです






しかしトラックレーサーで使うには 私は鉄のプレートの方が
好み アルミプレートは独特の柔らかさが有り 少し頼りなく
感じます 逆に脚に負担は掛かるのですが 長時間踏む事が
無いトラックレーサーには あえて鉄プレートを使っていました

しかしロードレーサーでは やはりアルミプレートの方が
脚に優しく 使っていて楽ですね






最近のビンディング用のシューズ白色と
トウクリップ・ストラップで使う黒いシューズ







このペダルは私の先輩が使っていた物を 先輩が選手を引退した時に譲り受けた物で
日本記録を何度も出しているペダルです 私が引き継いで 37年は経っていますから
これはおそらく40年以上は経っているでしょう

でもメンテナンスをしっかりしてやると 今でも玉当りは昔の状態を維持しています
この頃のオールドカンパと呼ばれる時代の部品は 本当に一生物 カンパって凄いですよね

コメント (2)
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汚れたクランクの 美装

2011-06-12 20:13:30 | 自転車整備 その他 
整備を引き受けたクロスバイク それぞれの部品も出来る物は整備をし
傷みの激しい物はそれなりのお化粧をし 見栄えの良い様にしています
今回はチェーンホイールのクランク これも腐食が始まり塩を吹いています
さてどの様に美装しましょう




使われているチェーンホイールは Shimano シマノの
ALUTAS アルタスと言うトリプルギア






歯は鉄・・・ それほど使われた形跡は無いのですが
錆びてきています クランクは歯にカシメてあります






チェーンリングはともかく このクランクの腐食が
醜いです このまま取り付けようかとも思ったのですが
折角だし 何か手を考えましょう




取あえず表面の酸化した部分を磨き落としましょう
この手のアルミ素材は このシャイネックスが簡単で
効果的です






表面は綺麗にしました さてここからです 皆さん
私がここから研磨して バフ掛けをするのを期待して
いませんか?(笑)






いやクランクやアルミ素材の研磨、バフ掛けも
すでに何回もしているんですよ この真っ黒になった
デュラのクランクも磨き上げた物です




アルミ素材は顔が映るくらい磨いてやると 独特の深みが有る光沢が出てとても美しいものです
ただ ここまで磨き上げると この後ずっと磨いていないとこれが維持出来ません・・・
クロスバイクや一般車でそんな事は出来ませんよね

このクランクを磨いた時の日記 【 クランクの 研磨ーバフ掛け 】 まあこれは大変な作業ですよ 
カテゴリー:自転車レストアのロード、ピスト両方でもやっていますが まるで我慢大会だね




そんな訳で塗装に頼る事にします 錆を抑えるには
金属を酸素に触れさせなければ良いので 磨いた後
ただちに塗料を吹くと 錆びる事はまずないですよね





まずは防錆効果が有るサフェーサー これで上塗り塗料の
食い付きも良くなります






何色にしようかと迷いましたが シートポストやステムに合わせ
白色を選択 ここも HOLTS ホルツのカースプレーを使います




何度か重ね塗り そんなに厚く塗っていません




ギア板が外れないものだから マスキングや養生も大変






マスキングを取り払い完成です





どうですか 綺麗に塗れているかな? 塗装って上手く使えば色々な場面で使え重宝しますね

この様に四方に塗るのは 最初は難しく感じるかも分りませんが一生懸命考えながら仕事を
進めると 段々上手くなります 手持ちの部品等で美装を考えている方がいらっしゃれば 
一度挑戦してみると面白いですよ

前回の作業 【 自転車 変速機の取り付け 】

次の作業 【 クロスバイク チェーンホイール 取り付け 】

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自転車 変速機の取り付け

2011-06-10 20:30:08 | 自転車整備 ディレーラー
さて今回はクロスバイクのフレームに 前後の変速機を
取り付けます この変速機は取り外しただけでまだ整備を
していません それを手入れしながら作業を進めましょう




すこしづつ組立てが進んでいる PEUGEOT プジョーの
クロスバイク 今日は前後のディレーラーを取り付けます




この自転車を分解した時のまま変速機は保管して有ります






前後の変速機 前はトリプル用 リアは 7速スプロケットで
使っています どちらもシマノの製品ですね




両方の変速機をデグリーザーで綺麗に洗い 回転部の
プーリーは上下共ばらしました




洗浄後は油脂類を使い整備をしましょう






プーリーには新しいグリスを入れてやります 
デュラのグリスを使いました






前後の変速機共 駆動部にはオイルアップをします
使っているオイルは ワコーズのチェーンルブ
やや粘度が高い フッ素系のオイルで 用途が広く
今、気に入っているオイルの一つです




リアディレーラーから行きましょう ロードエンドの下の
丸い穴の部分が ディレーラーマウント部です






取り付け部とピポットボルトにやや多目のグリスを
塗ります これは錆び付きを防止するのが一番の目的です






取り付けネジをアーレンキーで締め付けます 
ここはややきつめに 締め付けておきたい所です






フロントディレーラーの取り付け部です
シートチューブへのバンド付けでは駄目なのかな?
まあ何か理由が有るのでしょうが どの様な理由が
有るのか思い付きません






右側からの作業は難しいので フレームの左側から
仕事を進めます 変速機の取り付け用プレートに
アーレンキーを使い ボルトを締めます






ボルトは 2 本有り この構造では変速機の位置調整は
出来そうにないので 工具を替え目一杯締めておきます






フロントディレーラーが取り付きました





少し自転車らしくなってきましたね 普段ならここでチェーンホイールを取り付ける処です
でもチェーンホイールも少々汚れが酷いので それを綺麗にするのが先ですね あまりお金を
掛けずに綺麗にして行く・・ もう少し頑張ります(笑)

前回の作業 【 自転車 ハンドルの取り付け 】

次の作業 【 汚れたクランクの 美装 】 

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VAR の 工具

2011-06-09 20:22:10 | 自転車 工具
自転車の工具メーカーの VAR バール 正確には何時 創業の会社か
私は不案内ですが結構古くから有る会社です 最近はかなり良い
工具を作っていますね




VAR の 2011'カタログ 日本の正規代理店は
現在群馬県のタキザワさんですね






これは私が長く使っている VAR のハブスパナ
黒い方はもう 40年を越えています 

この頃のVAR はあまり良く言われていなかった
記憶が有ります 確かに工作はやや粗いですが 
私はこのレンチがお気に入りです








カタログの中で気を引かれる物も有ったので
何品か注文しました 中でも一番興味が有ったのが
この ニップルドライバー これって大きさが
全く分らないでしょ・・






こんなに可愛いんですよ 私も実物を見るのが
始めてで この大きさに少し驚きました




工具の先ですが この細い部分を車輪のニップルに入れ
ドライバーとして使います 先端の突起はドライバーが
ニップルから逃げない様にする為です

使うのはホイールを組む時 スポーキングが終わり
ある程度 ニップルを締め込んで行く時ですね






工具の頭側です ナットはロックナット 芯のネジは
先端と繋がっており 2mm のアーレンキーを使い
先端の出代を調整出来ます お値段は 3500円弱
ちょっと悩む価格設定です






これの丸い穴はスチールボールのサイズ計測用
四角い穴はニップルのサイズ クロス形状はスポークの
太さを測るスケールです






商品名はスポーク&ニップルゲージ 同じ用途の物は
Park Tool パークツールの物を用意していますが
パークはアルミ製で 1300 円程 VAR はステンレス製で
重量感が有り お値段が 1500 円程 どちらを選ぶかは
好みで良いでしょう






チェーンウェアーインジケーター チェーンの伸び具合を
計測するゲージです これも大きさが分り難いですよね




こんな可愛い大きさです パークツールや他のメーカー
からも色々な物が出ていますね パークは 1800 円程
VAR は 800 円程 これはバールに軍配をあげようかな
でもこれは無くても良い道具かもね






チェーンレスト 1050 円 これは自作のチェーンキャッチャーを
幾つか作っているのですが どんな物かと買ってみました
メンテ台の上での整備には 有れば絶対に便利ですね
お買い求めになる事をお勧めします






シマノのホローテック 2 やカンパのウルトラトルクの
B.B カップの脱着用の工具です VAR は 1680円
パークツールなどは 3880円と高額 これも VAR で
良いでしょう




シマノホローテック用 アジャストキャップの締め工具 
これはついでなので注文 グラスファイバー製で 336 円






スプロケットのロックリング用の工具 カンパ用です
これは 1050 円でロックリング専用
パークツールが出しているのは カンパの B.B カートリッジの
工具と兼ねて使える物が有り 1500 円程 これはパークの方が
良いかな・・・

この辺の工具を新たに発注してるのは 今度カンパのコンポを
触る事になったので その為でも有ります 

コメント (8)
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