Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

DURA ACE BB-7700 イタリアン グリスアップ

2014-01-08 20:00:03 | 自転車整備 B.B
前回、分解洗浄したデュラエースのオクタリンク用小物 BB-7700 の
グリスアップを行います





分解し SPIN スピンのパーツクリーナーで丁寧に洗浄を済ませています
今回は新しいグリスを使い組立てましょう




今回のグリスは Super Lube を選びました フッ素系の
少し固さは有りますがサラッとした感じのグリスです






樹脂製のケースにグリスを塗布しボールを並べて
行きます ボールは 1/8 のサイズを 18個使っています






こちらはニードルべイアリングの樹脂ケースです
グリスはケースに収めるニードルが落ちない程度で
良いでしょう、先程のリテーナも一緒です 後の作業で
必要量使います




ケースにニードルを収めました




これでユニットケースに回転部を組み付ける準備が
出来ました






ユニットケース内にグリスを塗布します 今回は
やや多目にしました これは左側です






先程用意したニードルベアリングとリテーナーを
ケース内に収めます リテーナーには方向が有るので
良く考えて入れて下さい








これはロックリングと呼ぶ樹脂製のパーツです
ケース内に溝が刻まれているのでそこへはめ込みます
これでリテーナーが落ちない様になりました ただそれ
だけのパーツだと思います




反対側のケースもする手順は同じです






クランクシャフトです この突起部分にコーン
玉押しを装着します




これがシャフトの左右に取り付けるコーンです








シャフトとコーンにグリスを塗り コーンが止る
所まで差し込みます 実に精度良く作られています






黒い色をしたインナーカバーです 端に溝が
切られています そこにグリスを塗布します
ここは防水が目的です






先程の溝に装着する O リングです これがユニット
ケース内への水の浸入を防ぎます






右側のユニットケースにインナーカバーを装着します 
O リングの手応えを強めに感じながら入って行きます
あまり強引に差込み O リングの変形や破損を
起こさない様注意しながらの作業が必要です






ユニットケース内にシャフトを差し込みます
シャフトには左右の方向が有るので注意が
必要です




シャフトを奥まで差し込みました 右側は左と
比べて約 1mm 程度長いので 解らない時は
コーンから先端迄の距離を測り確認して下さい






左側のユニットケースも装着します






ユニットケースの外側にはゴム質のシールが付いています
それを保護する為のシールガードです 樹脂で出来ています






これを突起の有る方を外側にしシャフトの奥まで
差し込みます






分解した時に片方が有りませんでした 保管している
JIS の奴から借りておきましょう これは補修部品として
取り寄せが可能だと思うので又注文しておきます




こちら側も奥まで差し込みます






ロックナットです 双方のネジを綺麗にしグリスを
塗布してからねじ込みます この段階では全てが仮付け
仮組みです




組付けが終わりました はみ出したグリスは綺麗に
拭き取ります








組付け作業が全て完了しました とても綺麗な小物です





良くデュラと他のシリーズは違うと言われますがこの B.B小物を触ると
その通りだと思います これだけの部品数を精度高く仕上げるのは凄い事だと
思います この小物は使う時が来るまで保管しておきましょう

前回の作業 【 DURA ACE BB-7700 イタリアン 分解 洗浄 】 

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DURA ACE BB-7700 イタリアン 分解 洗浄

2014-01-06 20:25:22 | 自転車整備 B.B
シマノのオクタリンク用 B.B 小物 DURA ACE BB-7700 イタリア規格です
この複雑な構造を持った部品のメンテナンスを行います





シマノのオクタリンク用の BB-7700 ロードとトラック兼用の B.B小物です
分解が出来ないカートリッジタイプが多い中これは数多くの部品が使われ
ていますがその全てを分解する事が出来ます






インナーカバーに各情報が記載されています
JIS と ITA 規格が用意されていますがそれを
確認出来るのはユニットケースの文字だけです
34×24 はイタリアンのネジの規格です




今回は分解し洗浄まで作業を進めましょう






真ん中の黒いインナーカバーからユニットケースを
取り外します Oリングがややきつめに利いていますが
引っ張れば外れます




左側のアダプターユニットです






シャフトをユニットケースから引き抜きます
ほとんど力は必要有りません




柔らかそうなグリスがやや多目に使われています
この小物は私が使っていた物では無いのですが
おそらく工場出荷時のグリスでしょう 






グリスを指に取ってみます かなり柔らかなグリスで
私の好みです 少し指にザラツキを感じますが金属が
摩耗した時の金属粉でしょう






右のユニットからインナーカバーを外します
薄い金属の筒で強度はほとんど有りません




左右のアダプターユニットの中にベアリング関係が
収まっています






左側のユニットです まず最初にケース内部に
はめ込んで有る C リングを外します




C リングに押えられていたリテーナーが外れます




リテーナーの奥にはニードルベアリングが使われています




これはケースの外側、クランク側です 一つ部品が
足らないですね・・






これは右側のユニットですが 同じ様に内部のパーツを
外しクランク側を見ています ここにシールガードと言う
樹脂パーツが使われています 左側はこれが不足して
いました




クランクシャフト=スピンドルです








このシャフトにはコーンが装着されています 圧入と言う
程の固さは無く実に気持ち良い手応えで差し込んで有ります




一通りのパーツを分解しました






パーツの洗浄をします 今回は優れた洗浄力を発揮する
SPIN スピンのパーツクリーナーを使いました




全てのパーツの洗浄が終わりました






このシャフトは左右の方向が有り右側が約 1mm 程度
長くなっています 目で確認出来る様にしておきます





分解洗浄が完了しました 手や目で各部を確認しながら作業を進めましたが
使用頻度が少なそうで大変状態の良い小物です 次回は新しいグリスを使い
これを組み付けましょう

次の作業 【 DURA ACE BB-7700 イタリアン グリスアップ 】

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2014年 初詣サイクリング

2014-01-03 18:11:21 | よもやま話
新年あけましておめでとうございます 本年もどうぞ宜しくお願いいたします
毎年お正月の 2日には新春の走り初めを行います




兵庫県伊丹市に有るナニワヤサイクルさん
ここには伊丹 N.C.C と言うサイクリングクラブが
有ります そこのメンバーでの恒例行事です
もう 50年近く続いているのじゃないでしょうか

近所の多田神社までのサイクリング 事故の無い
様に行ってらっしゃい!




とお見送りをして私とナニワヤさんの店主(二代目)で
皆が帰ってくるのを 鍋のお守りをしながら待っています




待つこと約 2時間 皆が帰ってきました
寒かったでしょ 準備は出来ているので中へ
順序良くお入り下さい




おっとその前に自転車は上手く整理して綺麗に
並べましょう これは出先でも気を付けないと
いけませんね






このクラブは競技指向の人ばかりじゃ無いので
色々な自転車が有ります 以前は実業団登録も
していましたが今はしていません




じゃ改めて新年おめでとう! で親睦会の始まりです
お神酒を飲むのも結構ですが 帰る時はそれぞれ
良く考えて行動しましょうね






CINELLI チネリのロードレーサー
あらあらホイールは SPINERGY スピナジー Rev-X
こんな所に CINELLI のマークが入っています
でもこのホイールは使う時には気をつけましょうね




ナニワヤさんで自転車を買うともれなくこのシールが
付いて来ます(笑)




この自転車はスポルティフに仕上げています 
NCC のオリジナルフレーム






その軽快車には Campagnolo のエアロボトル
遊び心一杯の自転車です






皆さんお鍋のおでんも食べ親睦も深まりました
日が高い間にお開きにしましょう 
婦人用自転車での参戦者 でもオルベアのオルカや
キャノンデールのシングルギア車なんかも保有している
んですよ






赤い CARREERA カレラ 丈夫そうなフォークですね





今年も無事に初詣サイクリングが終わりました 20数名の参加者でしたが
皆さん今年も安全にサイクリングを楽しみましょうね

そしてブログをご覧頂いている皆様 今年もこの様に自転車が始まりました
昨年に変わらずどうぞ宜しくお願い致します
                    2014年お正月 Kino 拝

コメント (6)
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