「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

丸山眞男の歴史感

2007-04-08 13:58:47 | Weblog
昨日4/7(土)、月に一度程度開かれる
坪井教授(早稲田大学 国際政治学)
のゼミに参加してきた。

テーマは、政治学者の『丸山眞男』氏について。

そのゼミで、坪井先生が、教えてくださった。

丸山眞男氏によると、
歴史を、3つの言葉で、言い表すことができると。

その3つの言葉とは。

「つぎつぎ」

「なる」

「時勢」


言い当てていると私も感じた。

「つぎつぎ」と歴史が動いていく場面がある。
太平洋戦争に日本が進んでいったのは、「つぎつぎ」と
進んでいったのではないだろうか。

「○○になる」という、「こうなっちゃった」という
感じの時もある。
これは、「○○する」ではなく、「○○になる」なのである。
「敗戦後、民主国家の日本になった」といえるのでないだろうか。


「時勢」=時の勢いで、歴史が動いた時もあった。
「織田信長の天下統一」は、時の勢いか。


丸山氏は、深く考察してのことで、
簡単に書くのは、問題があるかとは思うが、
歴史を簡単に、“三語”でくくれるといわれ、
私も、なるほど、いわれてみれば、と思ったので、
ここに書かせていただいた。

歴史学者でもないので、
私の「つぎつぎ」「なる」「時勢」の例が、
正しいかどうかは、おいておいてほしい。


ただ、私自身が、これから歴史を見るときに、
ひとつひとつの時代の場面は、
「つぎつぎ」「なる」「時勢」の
どれにあてはまるのかと、
分析の一手法にしてみたい。


さて、今の日本には、どの言葉を、
あなたなら、あてはめますか?

文責:小坂和輝
コメント
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