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平成25年12月11日越谷市議会の決議について。そもそも議会運営委員会が意見書の議案提出を阻止できるのか

2013-12-13 12:31:52 | シチズンシップ教育
 越谷市議会の決議が問題となっていますが、取り急ぎ、まず、ひっかかるのは、議案提出が、議会運営委員会の全会一致と言うルールそのもの。

 市議の何人か集まっていれば、普通議案提出できるのではないか。議会運営委員会の全会一致があろうとなかろうと。
 以下、越谷市議会会議規則でも議案の提出はそうなっている。

 越谷市議会のルールのわかるひとにこのあたり、教えてもらいたいところ。
 
 ここが、はっきりしないと、是非の判断が難しい。


 ただ、今感じるのは、少なくとも反省を求める決議をすることは、比例原則に反するのではないだろうか。

****○越谷市議会会議規則******
http://www1.g-reiki.net/koshigaya/reiki_honbun/e323RG00000028.html
第2節 議案及び動議

(議案の提出)

第14条 議員が議案を提出しようとするときは、その案をそなえ、理由を付け、法第112条第2項の規定によるものについては提出者のほか2人以上の賛成者とともに連署し、その他のものについては提出者のほか3人以上の賛成者とともに連署して、議長に提出しなければならない。

2 委員会が議案を提出しようとするときは、その案をそなえ、理由を付け、委員長が議長に提出しなければならない。





●「辻浩司議員に反省を求める決議」への賛否一覧●

賛成した議員

公明党越谷市議団〉
守屋亨 岡野英美 橋詰昌児 畑谷茂 瀬賀恭子 竹内栄治
〈自由民主党市民クラブ〉
野口佳司 浅井明 伊藤治 島田玲子 服部正一
〈清流越谷〉
後藤孝江 佐々木浩 橋本哲寿 橋幸一

反対した議員

〈新政クラブ〉
藤森正信 樫村紀元 白川秀嗣 松島孝夫 武藤智 菊地貴光 
〈民主党・市民ネットワーク〉
玉生芳明 大石美恵子 福田晃 
〈保守無所属の会〉
江原千恵子 大野保司 小林豊代子
〈日本共産党越谷市議団〉
 金子正江 山田大助
 
※順不同


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議第4号議案

辻浩司議員に反省を求める決議

 12月2日定例会初日に於いて辻浩司議員より議会運営委員会にて「特定秘密保護法案の強行採決に抗議し、慎重な国会審議を求める」意見書を提出したいとの申し入れがあった。

 本来、議員提出議案は原則として告示日の11月25日、議員会の日までに提出することになっているが、緊急性、いわゆる急施にあたるか否かの判断は議会運営委員会で協議することになっている。これは、議会運営のルールの問題である。「特定秘密保護法案」の賛成・反対の問題ではない。

 議会運営委員会では、全会一致を基本としており、自由民主党市民クラブ・公明党越谷市議団では、国会で審議中であり、急施にあたらないとの判断をした。結果として全会一致が見られなかったため、議案提出は了承されなかった。

 12月3日、辻浩司議員は自らツイッターにて「越谷市議会では、自民・公明の不当な反対で、意見書の提案そのものを阻止された」と発信し、12月5日開催した議会運営委員会で不当、阻止は不適切ではないかと指摘された。そこで辻議員は個人的見解を表現したものであり、両会派の反対の理由に対して不当と感じ、主観であると述べている。

 議会運営委員会では、代表者会申合せ事項に関わることであるからとのことで代表者会で協議することになった。

 代表者会申合せ事項では、「議員としての広宣活動は、客観的事実に基づき、市民に誤解を与えないこと。我々議員は、客観的事実に基づき、まぎらわしい発言や行動に注意していくこと。」とある。まさに客観的事実に基づきとあるように主観として不当と発言・発信したことは、私たちがルール違反をしているかのように誤解を与えるものであり、看過できない。何人も表現の自由は保障されているも、表現の仕方は慎重に行い、適切に表現することが肝要であると考える。自分の意見が通らなかったからといって、何を発言、発信しても良いわけではないはずである。

 従って、この度の辻浩司議員の言動は、これまでの議会の先輩、先人の歴史、権威を踏みにじるような行為と言わざるを得ない。

 よって、辻浩司議員に対して深く反省を求める。以上決議する。

  平成25年12月11日

     埼玉県越谷市議会



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【社会】


秘密法で自公批判ツイート 市議に「反省」決議 越谷市議会


2013年12月13日 朝刊


 埼玉県越谷市議会は十二日、辻浩司市議(38)=民主党・市民ネットワーク=に「反省を求める決議」案を賛成多数で可決した。辻氏は、特定秘密保護法案の慎重審議を求める意見書案を市議会に提出しようとしたが、「自民、公明の不当な反対で阻止された」と、短文投稿サイト「ツイッター」に投稿。激怒した自公両会派が「反省」を要求した。自公の対応に市民からは批判の声も上がった。


 辻氏は法案が衆院で可決されたのを受け、今月二日に「法案の強行採決に反対し、慎重な国会審議を求める意見書」案の提出を市議会に申し出た。自公が「法案は国会で審議中であり、緊急性はない」などと反対し、提出は見送られた。


 辻氏が三日にツイッターで自公の対応を「不当だ」と批判したため、自公は「看過できない」と十一日に辻氏の反省決議案を提出。採決は十二日午前一時過ぎにずれ込んだ。


 傍聴席で採決の結果を見守った約三十人の市民からは、自公への怒りの声が渦巻いた。


 介護士の男性(60)は「意見書案は、自公が推進した特定秘密保護法に反対するような内容だったから握りつぶされたのだろう」


 別の男性(61)は「辻さんのツイッター発言程度の発信もできないなら、言論がどんどん封殺されていく。特定秘密保護法の施行後の日本の社会を先取りしているようだ」と憤っていた。


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******辻氏 ブログ******
http://kozichu.blog87.fc2.com/blog-entry-283.html

何が問題?特定秘密保護法意見書についてのツイッター発言をめぐって

 12月2日に私の所属会派である民主党・市民ネットワークが提案した「特定秘密保護法案の強行採決に反対し、慎重な国会審議を求める意見書」が、議会運営委員会での自由民主党市民クラブ、公明党越谷市議団の反対によって本会議への提案すらできなかったことについて、私がツイッター上で「自民・公明の不当な反対で、意見書の提案そのものを阻止されました」と記述したことについて、「不当な」「阻止された」という表現が問題だとして、6日の代表者会議の議題として取り上げられました。

 この席上で、自民党市民クラブ、公明党越谷市議団の2会派は「不当な」という表現の削除訂正を求めてきましたが会議は紛糾をし、一致した結論には至らないまま会議は終わりました。この中で、自民党会派から、私の責任を問う問責決議案の提出を今後検討する旨の発言がありました。今日現在、問責決議案などは出されていませんが、12月議会会期中に提案される可能性はあります。

 私が、2会派の提案への反対を「不当」と表現したのにはそれなりの理由があります。

 越谷市議会では、議員が議案を提案する際には、議会開会の1週間前の告示日までにその案文を議会運営委員会で示すことが申し合わせ事項で定められています。もし告示日以降に緊急提案をしたい場合は、その内容に緊急性があるかどうかを議会運営委員会で協議をすることになっています。今回の意見書は、告示日の翌日の11月26日に行われた衆議院本会議での強行採決に抗議し、その後の参議院での慎重審議を求める内容であるので、当然、緊急性の要件は満たしているはずです。

 にもかかわらず、自民・公明の2会派は、議会運営委員会で「緊急性がない」と反対をしました。私を含めて複数の委員が「なぜ緊急性がないと考えるのか」と繰り返し質問しましたが、納得のいく説明はありませんでした。「地方議会が国会に意見を言うのはなじまない」「国会で現在審議中なのだから出すべきではない」「先議(議会初日に採決をすること)が必要だから反対」などという趣旨の反対理由は述べられましたが、これらはいずれも緊急性を判断する理由とは関係のない事柄です。しかも、意見書を国会に提出をすることは地方自治法で認められていますし、国会で審議中だからこそ緊急提案するわけですし、先議だから反対、に至っては、まったく理由になっていないと思いました。

 私はそのことを指摘をした上で、緊急性の有無についての理由を述べないで反対するのはおかしい、という内容のことを繰り返し言いましたが、2会派は従前の主張を繰り返すだけで、自民党に至っては委員長からの「この主張は変わりませんか」との問いに「変わりません」と討議の如何に関わらず結論は変わらないと宣言をしてしまいました。
 こんな感じで議論は平行線となり、「全会一致を見ないので、議案の提出は委員会として認められない」旨の裁定を委員長がし、協議は終結をしました。

 特定秘密保護法について、会派間で見解が分かれるのは仕方のないことです。意見書が本会議に正式に提案をされたときに、反対をした会派があったとしても私は不当だとは思いません。しかし、明らかに提出要件を満たしているのに、その提出すら認めないというのは、単なる見解の相違を超えて、不当ではないかと思うのです。自民党籍の議員で構成するもう一つの会派である保守無所属の会は、「自分たちは秘密保護法には賛成だが、緊急提案の要件は満たしてると考える」と提案そのものには賛成をしています。手続き的な意味と議案の内容への賛否は分けて考えるべきと判断をしてくださったのだと思います。

 議会が異なる民意の集合体である以上、議員間で意見が分かれるのは当然のことです。議会は合議体でありますから、そこで相互に批判をし合い意見を戦わせるのが、議論をするということです。もちろん相手の意見を批判することと誹謗中傷をすることは違います。名誉棄損・差別表現など、法的に規制される言論もあります。しかし「不当」「阻止」という言葉が規制されるべき表現だとは到底思えません。また、私の主張に異論があればインターネットなどのメディアを使って反論をすればよいと思いますし、私は相手から反論があれば、その主張を自分のメディアで紹介したいと思います。インターネットはそういった公開討論的な議論に適したメディアです。
 
 この間、私はこの件についての進捗をツイッターなどで発信し続けてきました。これに対して今までになく多くの市民の方から、メールやツイートなどによるメッセージをいただいています。そのほとんどが「この記事の何が問題なのかわからない」「これは民主主義のたたかいだ」という内容で、私の行動を支持してくださっています。多くの方が、今回の事態を自由な言論への封殺ととらえています。

 越谷市議会の良識を信じたいと思います。

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本日12/13金曜日 戦後最悪の法律の公布『特定秘密の保護に関する法律(法律108号)』

2013-12-13 10:16:17 | 国政レベルでなすべきこと

 どうして、このような国になったのだろうか。

 審議不十分なまま、法律が成立し、本日公布となりました。

 悲観的になります。
 が、あきらめてはいけません。
 機能不全の政権、政党は、次は選ばない選択肢を私達は持ちます。


特定秘密保護法 採決の各国会議員の態度

<衆議院>

賛成:自民、公明両与党とみんなの党(一部)。退席:維新。

反対:民主、生活、社民、共産。

→ http://blog.goo.ne.jp/kodomogenki/e/4870770f2cf8850511302129759296b9


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12月13日号外272号の官報にて、次の法律が公布されました。

 ○特定秘密の保護に関する法律(法律108号)

→ http://kanpou.npb.go.jp/20131213/20131213g00272/20131213g002720072f.html

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