「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

カメラマンの魂

2018-10-25 23:00:00 | メディア・リテラシー

 中高時代の悪友のカメラマン中筋純氏がSNSで書いていました。
 気持ちに通じるところあり、この際、転載させていただきます。


****中筋純氏SNS*****


「おかえり」
 安田さん、無事おかえりなさい!
 あーだこーだと罵詈雑言浴びるだろうが、同じカメラを持った人間として私は無事の帰国を祝福したい。
 「入域制限があるのに何故行く」?
とよく批判されるが、答えは簡単。規制線の先に本物があるからよ。
 福島菊次郎さんの有名な逸話。自衛隊の広報と称して重工の兵器工場を正式許可で撮影。ここは撮らないでよと広報官。それはいいこと教えてくれた!と密かにバシャバシャ。
 発表は広報どころか「迫る危機」という兵器産業告発写真集となる。出版後、菊次郎さんは暴漢に襲われ自宅は放火された。
「撮るなという場所はそこが核心なんですよ!」 
とさらりと言ってのけたのを忘れない。
 学生時代、内戦のエルサルバドルでスラム撮影後、政府軍に囲まれ銃口を向けられた記憶のある僕は、ヘタレなものでカメラを生業にしても戦地に行くことはなかった。
 普賢岳噴火で社カメが被災してから一部の新聞社&通信社の無頼カメラマン以外、危険な戦地には鉄砲玉のフリーランスしか行くことはなくなった。発表する媒体も減って、資金の調達も困難な中、何故戦地に向かうのか? 一度でもカメラが生業であの惨状を見たら、惨劇渦中の傷ついた名もなき民達がこの不幸を世界に知らせて欲しいと願っていることを知るからだ。
 安田さんが囹圄の身となり見てきたことをじっくりと聞いて糧にする前に、やれ税金使って帰国、やれうまいもん食ってたんだろお肌ツルツル、、やれ自己責任、あいも変わらぬ集中砲火。
 同胞の無事をとにかく祝うのが筋だと思うのだが、、。
(写真はwebより頂きました!)

コメント
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