医療情報含め真実の情報を選択し享受する力(メディア・リテラシー)を持つことが、健康で文化的な生活を送るうえで不可欠です。
小中学校では、健康教育やメディア・リテラシー教育が進められており、そのさらなる充実がなされるように見守って参ります。
子宮頸がんワクチンをテーマとして、情報とどのように向き合えばよいか、その参考となる対談がなされています。
ひとつの重要なポイントとして、偽の情報に罰則を科すことができるかという点が話されていますが、それは、できません。医学界なり、それぞれの分野で、議論をつくし、真実はなにかを情報提供していくことで、偽の情報を無くしていくしか方法はないと考えます。
言論の自由市場の力に頼ることとなります。あるいは、また、医学界や医療分野の言論の自由市場の成果を、基礎自治体保健所の医師やかかりつけ医が、きちんと一人ひとりに正しい医療知識としてお伝えしそのかたの情報の選択・享受のサポートをしていくことが大切です。
⇒ https://newspicks.com/news/2797822/body/?fbclid=IwAR09mZw-r_DSVtWOJMfXqwIk9U-xajrspSOj892eHr2E_QbZF03yz7l3OaM
子宮頸がんワクチンを積極的に勧めない国の責任を問えるか? 対談 医師・ジャーナリスト 村中璃子、憲法学者 木村草太
2018/3/18
村中璃子(むらなか・りこ)/医師・ジャーナリスト
一橋大学社会学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了後、北海道大学医学部卒業。世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局の新興・再興感染症チームなどを経て、現役の医師として活躍するとともに、医療問題を中心に幅広く執筆中。京都大学大学院医学研究科講師として、サイエンスジャーナリズムの講義も担当している。2014年に流行したエボラ出血熱に関する記事は、読売新聞「回顧論壇2014」で政治学者・遠藤乾氏による論考三選の一本に選ばれた。2017年、子宮頸がんワクチン問題に関する一連の著作活動により、科学雑誌「ネイチャー」などが共催するジョン・マドックス賞を日本人として初めて受賞
木村草太(きむら・そうた)/憲法学者・首都大学東京法学系教授
1980年生まれ。東京大学法学部卒業、同助手を経て、現在、首都大学東京法学系教授。専攻は憲法学。著書に『キヨミズ准教授の法学入門』『憲法の創造力』『テレビが伝えない憲法の話』『集団的自衛権はなぜ違憲なのか』『憲法という希望』『憲法の急所 第2版』『木村草太の憲法の新手』、編・著書に『子どもの人権をまもるために(犀の教室)』がある