「中央区を、子育て日本一の区へ」こども元気クリニック・病児保育室  小児科医 小坂和輝のblog

感染を制御しつつ、子ども達の学び・育ちの環境づくりをして行きましょう!病児保育も鋭意実施中。子ども達に健康への気づきを。

東京五輪まで、500日を切って思うこと 微調整をしながら前進する中央区政

2019-03-13 23:00:00 | 公約2019
 東京五輪まで、500日を切りました。

 選手村を抱える中央区において、レガシーとして地域に根付くべきものは何か。まずは、ボランティア・マインドの広がりであってほしいと願っています。
 中央区の子ども達全員に、五輪の観戦の機会を作ることができるようにその準備が始まっていますが、「観る」だけではなく、希望する子ども達全員が、何らかのボランティアとして「参加する」機会が作ることができないか、具体的な検討を早急に進めていかねばならない時期でもあります。
 

 40歳の時に初めて中央区議会議員の負託を受け、小児科医師として日々診療に当たりながら、議員を続けて参りました。
 今、あらためて思うに、新しい時代の中央区の目指すべき方向性として、

 第一、子ども達が、一生懸命に勉強できる教育環境をもっと整えて行くこと

 第二、子育て(介護)と仕事の両立が、当たり前にかなう社会気運を作って行くこと

 第三、住み慣れたご自宅で、安心して生を全うすることが望めばできること

 これら三つが大事なポイントであると考えています。

 それぞれに解決案としては、例えば、

 
 第一、子ども達の教育環境の実現のためには、ここ中央区でも先生方の多忙が言われております。地域の皆様が、もっと積極的に学校に入って授業の下準備のお手伝いや休憩中の安全確認、大掃除のお手伝い、クラブ活動外部指導員など先生方のご負担を減らすことができないかと考えます。

 
 第二、子育て(介護)と仕事の両立が難しいということを半数の親御さんが子育てのたいへんさにおいてアンケートで回答をされています。子育て支援・介護支援をされている企業の取組を共有し、また、中小の企業・個人事業主でも支援策がないかを検討をし、子育て(介護)と仕事の両立をしながらも、自分の時間が持て、それぞれの皆様の自己実現が適うような社会気運を作る先頭に中央区が立ちたいものです。

 
 第三、たとえ介護度があがったとしても、たとえ認知症になったとしても、たとえがん・難病に罹患をしたとしても、望めば、住み慣れたご自宅で生を全うすることができるためには、医師・看護師・介護従事者の連携による「地域包括ケアシステム」の構築をしたうえで、併せて、地域の見守りの仕組みが、幾重もできることが必要です。今は、オートロックのために、マンションにスムーズに入っていけないという議論のまさに入り口で話が止まっています。中央区高齢者福祉課が個々のマンションの状況を把握し改善することとなっており、今後は、その先の議論、すなわち、幾重もの見守りの仕組み作りへと進めていきたいところです。冒頭のボランティア・マインドの広がりが見守りへとつながることや、第一で述べました学校へのお手伝いに入っている方々同士のつながりでお互いの見守りの輪が広がることにも期待を致します。

 
 これら解決案は、予算はそれほど必要ではなく、それぞれに、仕組の“微調整”で済む事柄ですが、この“微調整”自体が、実は、なかなかハードルが高い現況にあります。

 
 子どもの声の代弁者たる小児科医師として、子ども達の学び、大人たちの自己実現(自己実現をされている大人の姿を見て子ども達はさらに学びます。)、そして、安心して中央区で住み続けられることの実現に向け、今後とも取り組んで参ります。
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