北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

ロシア語で挨拶してみよう~ロシア舞踊団の訪問

2016-01-26 22:38:03 | Weblog

 2月1日から稚内では、冬期観光振興を目的としてサハリンから「ルースキー・テーレム」というロシア舞踏歌謡楽団を招いたコンサートが開催されます。

 この楽団、毎年夏と冬に稚内市内でロシア民謡の歌と踊りで観客を無料で楽しませてくれるのですが、冬の公演を控えた今日は、表敬と宣伝をかねて私たちの職場に訪れてくれて、出し物三曲によるミニコンサートを披露してくれることになっていました。

 そこで、せっかく表敬訪問に来てくれるのならば、ロシア語で挨拶をして出迎えよう、ということを無謀にも思い立ちました。

 ちょっとした日本語の挨拶文を作って、それを稚内市役所にお願いしてロシア語訳をつくってもらいます。しかしロシア語で書かれても読むことができないために、カタカナ表記で発音を書き留めてもらいました。


【こんな感じでテキストができました】


 ところがカタカナで書かれても、アクセントがどこにあるのかや、日本語では表しきれないロシア語独特の特殊な発音がどうなのかもわかりません。

 そこで先週末に、ロシア語に堪能な知人のNさんにお願いをしてミニ家庭教師をしてもらいました。

「この文章はどういう意味ですか?」
「これは"ようこそ"という慣用句なのでそのまま覚えてください」

 はは、端からこれは覚えるしかないと。


「わかりました。しかしこの"パジャーロパチ"という単語の"ロ"は"L"ですか"R"ですか?」
「これは"L"ですね。それにアクセントがないのでどちらかというと"La"に聞こえます」

 ふむふむ、日本人にとって「ラ行」はLとRの区別がつけられないので注意が必要です。

「そもそもアクセントはどこにあるのですか?」
「ロシア語は伸ばすところにアクセントがあるので、伸ばすように書かれているところを高く強調するとロシア語らしく聞こえますよ」


         ◆ 
 

 一つ一つの読み方や単語の意味、文の構成などの背景情報をつぶさに教えてもらって、あとはとにかくできるだけ口をついて言葉が出るようにひたすら暗記と練習の繰り返し。

(なんでこんなことを思いついたかなあ)と半分反省しつつ苦笑いしながらの暗記修行ですが、それにしても全く分からない言語を唱えて覚えるというのには実に苦労しました。頭が硬くなっているのがよく分かります。


 さて、いよいよ今日の午前中、予定の時間にルースキー・テーレム一行が揃ったところでドキドキしながらいよいよ練習の成果の発揮です。

「ではロシア語で歓迎のご挨拶をします。ズドラーストヴィーチェ ダラギーエ ドゥルズィヤー…(以下、原稿をチラ見しながらの挨拶)」

 さんざん練習しましたが、口にしたらわずか1分たらずのこと。

(通じたのかな…?)と思ったら、通訳のミロノフさんが、「おー、分かりやすいですね」という合格サイン。うむ、練習した甲斐がありました。

 その後は通訳のミロノフさんを通じての会話。一番若い踊り手のエレーナちゃんはまだ高校在学中の女子高生。

「彼女は成績がトップなので校長先生から行ってきて良い、という許可が出たんです」とミロノフさんは教えてくれました。

 ミニ公演では、彼女の若々しい踊りと、声量ある歌手の皆さんによるロシア民謡を堪能しました。


           ◆ 

 

 今日のルースキー・テーレムの出し物の中に、日本でもおなじみの「カチューシャ」がありましたが、彼女たちはこれをロシア語だけでなく、日本語の歌詞でも歌ってくれるサービスぶり。さすがはプロの楽団です。

 稚内の公演ではそのほかにも日本のお馴染みの歌謡曲を日本語で歌ってくれたりもします。彼女たちの観客に楽しんでもらおうとしているその努力に、少しでも報いたいという思いは通じたでしょうか。

 来月稚内へ来られるという皆様、夕方は市内の「副港市場」で開催中のルースキー・テーレムの公演『稚内サハリン館』をどうぞお楽しみください。

 スパシーバ!(ありがとうございました)
 

【稚内サハリン館】http://www.city.wakkanai.hokkaido.jp/kanko/event/saharinkan.html   

 

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