北村薫さんの『玻璃の天』を読みました。
『街の灯』の続きです。
昭和初期としては珍しい、女性運転手ベッキーさんと花村家令嬢・英子が
様々な事件を解き明かしていきます。
内堀家版ロミオとジュリエットの親同士の確執の原因を作り、今回、再びむしかえそうとしているのは
果たして誰なのか?
「あしながおぢさん」をきっかけに仲良くなった綾子さんが、不思議な文を残して
失踪した。
その意味と理由とは?
資生堂パーラーで目が合った目立つ男性に、家の晩餐会で偶然にも再会し、
そのお宅の披露の会に招かれた。
そこで出くわした事故は、偶然なのか、意図があるのか?
ベッキーさんの鮮やかな推理と、英子をその答えまで導く力も素晴らしいのですが、
英子が誰に対しても公平に対応するところや自由な発言も、その時代としては珍しいと思います。
そして、当時の時代背景や空気を存分に味わわせてくれるのも楽しみです。
これから先は、戦事色が強くなっていくのでしょうが、英子の発言はともかく、
思考の自由さが無くならないでほしいです。
『街の灯』の続きです。
昭和初期としては珍しい、女性運転手ベッキーさんと花村家令嬢・英子が
様々な事件を解き明かしていきます。
内堀家版ロミオとジュリエットの親同士の確執の原因を作り、今回、再びむしかえそうとしているのは
果たして誰なのか?
「あしながおぢさん」をきっかけに仲良くなった綾子さんが、不思議な文を残して
失踪した。
その意味と理由とは?
資生堂パーラーで目が合った目立つ男性に、家の晩餐会で偶然にも再会し、
そのお宅の披露の会に招かれた。
そこで出くわした事故は、偶然なのか、意図があるのか?
ベッキーさんの鮮やかな推理と、英子をその答えまで導く力も素晴らしいのですが、
英子が誰に対しても公平に対応するところや自由な発言も、その時代としては珍しいと思います。
そして、当時の時代背景や空気を存分に味わわせてくれるのも楽しみです。
これから先は、戦事色が強くなっていくのでしょうが、英子の発言はともかく、
思考の自由さが無くならないでほしいです。