ヘンリー・ニコルズ氏のノンフィクション『ひとりぼっちのジョージ 最後のガラパゴスゾウガメからの伝言』を
読みました。
ガラパゴス諸島のひとつビンタ島のゾウガメはロンサム(ひとりぼっちの)ジョージと呼ばれる
オス一頭になってしまった。他島のメスとの繁殖も試みられているが、うまくいかず、
万が一、成功したとしても、種の違いから長生きできなかったり、繁殖力のない子が生まれる可能性が
大きい。
また、爬虫類の体外受精を行おうにも、精子を取り出すのが困難で、人工的に卵をカラで守り、
栄養分を補給するのが難しいのである。
この島々のゾウガメは、近海で操業する捕鯨船に食料として乱獲され、激減したものだが、
中でも驚きなのは、この島々によって進化論を着想することになったダーウィンが、
船員がゾウガメを殺しても止めようともせず、無邪気にもゾウガメに乗って遊んでいた事である。
現代の問題としても、貧しい島民が生きていくために行われるナマコの乱獲による自然破壊がある。
止めようとしても反発し、ジョージを殺せという暴動に発展してしまう。
絶滅寸前の生物を生かすために、どれほどの障害があるものか、痛切に感じました。
読みました。
ガラパゴス諸島のひとつビンタ島のゾウガメはロンサム(ひとりぼっちの)ジョージと呼ばれる
オス一頭になってしまった。他島のメスとの繁殖も試みられているが、うまくいかず、
万が一、成功したとしても、種の違いから長生きできなかったり、繁殖力のない子が生まれる可能性が
大きい。
また、爬虫類の体外受精を行おうにも、精子を取り出すのが困難で、人工的に卵をカラで守り、
栄養分を補給するのが難しいのである。
この島々のゾウガメは、近海で操業する捕鯨船に食料として乱獲され、激減したものだが、
中でも驚きなのは、この島々によって進化論を着想することになったダーウィンが、
船員がゾウガメを殺しても止めようともせず、無邪気にもゾウガメに乗って遊んでいた事である。
現代の問題としても、貧しい島民が生きていくために行われるナマコの乱獲による自然破壊がある。
止めようとしても反発し、ジョージを殺せという暴動に発展してしまう。
絶滅寸前の生物を生かすために、どれほどの障害があるものか、痛切に感じました。