切れない糸

坂木司さんの『切れない糸』を読みました。

新井和也の家は、商店街にあるクリーニンゲ店。
大学卒業をひかえたある日、親父が急死した。
就職も決まっていない和也は、嫌々ながら家業を継ぐことになった。
目下のところ、クリーニング品の集荷が主な仕事。
つまり、毎日お得意さんの家を訪ねては衣類を預かってくるわけだ。

あるお得意さんは、奥さんが仕事で忙しいからと、家で洗えそうなものまで
クリーニングに持ち込むようになった。
また、同じ大学出身の糸村麻由子は、あることから、クリーニングに出さなくてはいけない服を
着ないようになった。

クリーニングに関する、消費者も気をつけなくてはならない様々な注意点と
プロとしての繊細な仕事ぶりを織り交ぜて描かれるあらゆる謎。
優秀な探偵役・沢田のワトソン役をつとめる和也ですが、
実は、一番大切な心のケアの部分を担当しているのが、彼なのですね。
だからこそ、彼の前には様々な生き物が転がりでてくるわけで。

日常の上にあるささいな不思議を切り取ったようなミステリです。

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ネット上でＳＦ大会の宿泊の予約をしたのはいいのですが、確認メールをプリントアウトしようとすると
保留状態で作動しなくなりました。
仕方が無いので、データをフロッピーに入れて、母のプリンタで印刷させてもらいました。
もう９年使っているんだものねー。そろそろ壊れてきてるのでしょうか？