こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

しゃばけ

2007-06-20 00:00:00 | 未分類
畠中恵さんの『しゃばけ』を読みました。

廻船問屋長崎屋の若だんなは、病弱で何度も死に掛けているため、両親ともに過保護で、
ほとんど外出できない毎日を送っている。
ひとつ不思議なのは、若だんなには妖の者が見え、家で幼い頃から若だんなの世話をしている手代二人も、
妖の者なのだ。
ある夜、二人の手代にも内緒で出歩いていると、殺人現場に出くわしてしまった。
その場では、逃げ出すことができたものの、その後薬種問屋ばかりを狙った連続殺人事件では、
長崎屋も薬種問屋を兼業しているために、若だんなも襲われてしまった。

犯人が求めている薬とは何なのか?その実体は?
何度も寝込みながらも真相をつきとめようとする若だんなが、そんなにも事件の解決にこだわるのは
なぜなのか?その純粋な思いに、感動を覚えました。

コメント
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