こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

十三番目の陪審員

2007-07-13 00:00:00 | 未分類
芦辺拓さんの『十三番目の陪審員』を読みました。

主人公は、冤罪事件の被害者として表舞台に立ちたいがために、謎の協力者と共に
起きてもいない犯罪をでっちあげます。 ところが、彼は、綿密な計画ゆえか、罠にはめられたのか、
本物の殺人犯として 裁きの場に引き出され、重い刑を科されそうになります。
それから逃れたければ、自分が犯人じゃないことを証明すべく、事件の謎を解くほかにありません。
しかし、そこにはもっと大きな罠が待ち構えていました。何のために?

さらに、主人公が「無実」の判決を得れば有罪の証拠が提出され、 それを免れたければ
「有罪」とならざるを得ないという状況に置かれます。 今回、主人公の依頼を受けた森江春策は、彼を救い、
ある陰謀を阻止することができるのでしょうか?

この世界では、この裁判が、陪審員制度を導入する大きな判例となります。
どうか、現実の世界でも、司法・行政・立法においても民主主義が貫かれるようになりますように、
と願いました。

コメント
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