早見裕司さんの『ずっと、そこに いるよ。』を読みました。
死んでいる『ひと』が見える季里は、体が弱いがいつも一生懸命生きている。
クラスでは浮いているが学校内にも理解者がいて、ありのままの季里を受け入れてくれる。
血のつながった肉親はいないが、大切な家族がいて、季里の気持ちを大事にしてくれる。
これは、そんな季里たちが出会った少し不思議な出来事を集めた物語集です。
久々の季里の物語には「おかえり」よりも「ただいま」がよく似合う気がします。
季里の居場所は、私にも落ち着ける空間で、今回、それが特に強く感じられました。
季里、また会えたね。ありがとう。