海堂尊さんの『死因不明社会 Aiが拓く新しい医療』を読みました。
現在、死亡診断書記載のために行われる検査の流れは、体表観察による「検案」で問題ありと判断したら
「解剖」されることになっている。
しかし現状では、解剖なしに死亡診断書を書かれる死者は全死亡者数の98%である。
さらに、解剖が必須とされる変死体でも、解剖率わずか9%であるというのだ。
この本では、なぜこのようなことが起きているのか?その問題点と打開策が書かれています。
今後、Aiと解剖がお互いの欠点を補い合って、死因解明率が100%に限りなく近づくことを望みます。
そのためには、厚生労働省などの官僚にも、現状の理解と問題点の打破に向かっての
行動をしていただきたいですね。